鳥取市の西側に位置する城下町・鹿野町を舞台に、鹿野芸術祭が今年も開かれます。アーティストや建築家などが集いチームを組み、全4チームがそれぞれ独自の茶席をあつらえ、茶会を通して人々との新しい交流のかたちを楽しむ場を生み出します。

10分以内の映像作品を公募・審査・上映する活動を柱として、毎年開催されてきた「よなご映像フェスティバル」。今年は12月14日(土)・15日(日)に開催が決まっています。そのプレイベントとして、今年審査員を務める映画監督・森達也さんのこれまでの作品が連続上映されます。

現在開催中の〈あいちトリエンナーレ2019 情の時代〉出品作家でもあるアートユニット、キュンチョメ。その2人が沖縄の基地を切り口として制作した映像作品『完璧なドーナツをつくる』を携えて鳥取へやってきます。会場は鳥取県浜村の喫茶ミラクル。

鳥取に暮らす方々へのインタビューを行い、その方の半生とそれに結びつく土地の記憶を映像で記録・公開していくプロジェクト「私はおぼえている」。インタビューが撮影された北栄・関金・湯梨浜の3会場にて、これまで撮影・編集された4作品を上映します。

個人の記憶を地図上にたどり、話したり、書いたりすることで、記憶とまちの関係性を立体的にとらえていくプロジェクト「日常記憶地図」。tottoで開催するにあたり、参加者それぞれの表現を探ることも目的とした連続講座をスタートします。

2015年に鳥取で初めて開かれたアートの学校「スクール・イン・プログレス」。日常を見つめ直し、創造性のありかを見つける滞在型アートスクールです。今年も8月9日(金)-18日(日)の10日間のスケジュールで開講します。

「病、市に出せ」とは、日本で一番自殺率の低い徳島県旧海部町(現海陽町)に古くから伝わる言葉。ライター/インタビュアーの尹雄大さんがこれまで文章執筆やインタビューをするうえで大切にしてきた“聴くこと”と“話すこと”を、参加者の方とより実践的に深めるための対話の会です。

大学研究者と東京の谷根千(やねせん)地区(谷中・根津・千駄木)の人々、そして医療の専門家が協働し、人々が緩やかに繋がり健康(ウェルビーイング)を高めようと活動する「谷根千まちばの健康プロジェクト(以下、まちけん)」。この活動から生まれた映画の上映と、監督で家庭医の孫大輔さんを囲むクロストークが鳥取県大山町中山で開かれます。