今年で第2回目となる、ちづの町と森の演劇祭。その公演の一つ「恋はみずいろ」をレポートします。認知症や介護、家族の問題といったシリアスな題材のお芝居だけれど、客席からは時おり明るい笑い声が聞こえてきます。「老い」に向き合う劇団OiBokkeShiには、観る人のこころをほどいてくれる力があるようです。
詩人、白井明大さんが描いたファンタジー『ヘリヤ記Ⅱ』の展覧会が、鳥取市にあるベーグル喫茶「森の生活者」で開かれています。会期中に、映像作家であり鳥取大学で准教授を務める佐々木友輔さんを迎えてギャラリートークが行われました。
今年の夏も智頭町で「ちづの町と森の演劇祭」が開かれます。老いと演劇OiBokkeShiによる演劇「恋はみずいろ」、智頭町新田集落の人形芝居「傾城阿波の鳴門順礼唄の段」、QUEENBEE JAZZ ORCHESTRAのビックバンド・コンサートと、多彩な魅力にあふれる演劇祭です。
倉吉市にあるギャラリー「アート格納庫M」で、石彫作家・郡田政之さんの展覧会が開かれます。空き倉庫を改装した広々とした空間に、自然をモチーフにした滑らかな表面を持つ彫刻やドローイングが登場します。
まだ世界にない表現(=なんだこれ?!)を探して活動する「なんだこれ?!サークル」。鳥取では2019年から始動し、2020年からは米子市のちいさいおうちを拠点に子どもと大人が一緒にユニークなそうさくのワークショップを開催してきました。今年度もメンバーを募集し、2026年春の発表会を目指し活動します。
2025年1月から3月にかけて、ダンス、アート、建築、詩、演劇、写真表現を体験するプログラム「ちづの放課後表現クラブ」が、智頭町で開かれました。主催するのは、長年演劇の分野で活動を続ける齋藤啓さんをはじめとする有志メンバーでつくる「智頭コミュニティ劇場」。プログラムの最終回、写真家の水本俊也さんを迎えて行われた写真ワークショップの様子をレポートします。
2023年度から2024年度に掛けてTPlat(前身・鳥取藝住実行委員会)が取り組んだ「労働」にまつわるヒアリングの活動がベースとなり、2025年度からは“女性による女性のための”ラップ・サークル「フィメール・ラップ SAN-IN」が本格始動します! 集まって胸の内をさらけ出し、バイブスを分かち合うのだ。
鳥取市鹿野町で廃校となった小学校と幼稚園を利用し、2006年より活動する鳥の劇場。来年20周年を控え、この春に新施設「アネックス」が完成し、大型連休には演劇『イワンのばか』の公演や表現・自然体験プログラムを展開しています。公演初日のアフタートークでは、文化コモンズ研究所代表の吉本光宏さんをゲストに迎え、次なるステージへ想いをはせる時間となりました。
スウェーデンのヨーテボリを拠点に活動する6名のアーティストが、3週間に渡り鳥取県に滞在。県内を工房など巡って工芸や文化に触れ、インスピレーションを得て、作品制作に取り組んでいます。3月7・8日は、滞在制作を行っている鳥取市鹿野町で制作途中の作品を公開します。
鳥取在住の美術史研究者・竹氏倫子さんの新著、『個展のつくりかた』(風鈴社)と『鳥取県写真史』(鳥取県立公文書館)が相次いで刊行されました。