こどものこえをきくってどういうこと?
ーRBA(権利基盤型アプローチ)の視点から紐解き、対話で深める交流会ー
権利基盤型アプローチを学び、哲学対話を通じて互いに深め合う機会として、鳥取県内の市民活動団体や個人をつなぐミラ・クル・とっとりプラットフォーム交流会が米子市で開かれます。
権利基盤型アプローチとは、ライツ・ベースド・アプローチ(Rights-Based Approach)のことで、略してRBAと呼ばれます。「困っている人を助ける」という視点から一歩進み、「その人が本来持っている権利が守られていない状態を是正する」という視点で社会課題を捉え直すアプローチです。
日本では近年、主として子どもに関する課題を扱う文脈において「子どもの権利」をさまざまな取り組みの設定基盤とする考え方としてこのRBAが示されてきました。日本は1994年に国連の「子どもの権利条約」を批准し30年が経ちましたが、「子どもの権利条約」加盟国に対し、子どもの権利状況を数年おきにチェックする「国連・子どもの権利委員会」による報告では、日本の子どもには、意見表明の機会のない抑圧的な社会構造や、さまざまな体罰が許容された環境などが指摘され、子どもの権利の実現に課題があることが繰り返し指摘されています。

今回の交流会では、前半にそうした子どもの権利から活動を捉え直す新しい視点を大阪大谷大学教授の岡島克樹さんから学び、後半ではRBAに重要なテーマ「声をきくってどういうこと?」について、哲学プラクティショナーの松川えりさんのガイドで哲学対話の手法から体験します。
子どもに関わる活動に取り組まれている団体のみなさんはもちろんのこと、地域の様々な方に開かれた内容になっています。この機会をお見逃しなく。
ミラ・クル・とっとりプラットフォーム交流会
こどものこえをきくってどういうこと?
ーRBA(権利基盤型アプローチ)の視点から紐解き、対話で深める交流会ー
日時|2026年7月26日(日)10:30ー15:30
会場|米子コンベンションセンター第5会議室(鳥取県米子市末広町294)
プログラム|
1.オープニングトーク 10:30ー10:55
コロナ禍における子ども子育て実態調査 地域版「米子の子ども・青年・子育てアンケート」の報告
報告者 水田美世(子どもの人権広場世話人)
2.講義 11:00ー12:00
RBAのレンズをとおして、社会の在り方を考える
講師 岡島克樹(大阪大谷大学教授)
3.交流 13:00ー14:50
声をきくってどういうこと?
講師 松川えり(哲学プラクティショナー)
4.クロージング 15:50ー15:30
1日の振り返りとこれからできること
申込方法|申込フォームまたはメール・電話にてお申込みください
主催|公益財団法人とっとり県民活動活性化センター(てとり)
所在地 倉吉市山根557-1 パープルタウン2階
TEL 0858-24-6460 受付時間 10:00ー18:00(土日祝除く)
メール info@tottori-katsu.net
共催|鳥取大学地域学部 丸研究室
協力|TPlat(一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム)
岡島克樹 / Katsuki Okajima
1967年京都市生まれ。大阪大谷大学教授。オランダ国立社会研究大学院大学(ISS)修了後、JICAでカンボジアにおけるUSAIDやIMFとの連携事業形成や地方分権政策分析に従事。2004年からは大谷女子大学(現在は大阪大谷大学)で「国際社会学」「自治体研究」等の科目を担当。最近は、子どもの権利、なかでも意見表明権の保障に関心をもって活動している。認定NPO 法人国際子ども権利センター©理事。
松川えり / Eri Matsukawa
1979年大阪府枚方市生まれ。哲学プラクティショナー。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程、単位取得退学。学生時代より哲学カフェの活動を始め、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任研究員を経て、独立。岡山を拠点に、カフェ、公民館、学校、福祉施設などで哲学カフェや対話ワークショップの企画・進行を行う。カフェフィロ代表。共著として、『哲学カフェのつくりかた』(大阪大学出版会)など。毎日小学生新聞にて、「てつがくカフェ」連載中。