蛇谷りえの
鳥取☆おしゃれcollection – 2020 AW
#7 坂本さんのオーバーオール

湯梨浜のゲストハウス・たみや鳥取駅前のY Pub&Hostelを運営するうかぶLLCの蛇谷りえ(大阪出身/トレードマークはピンクのめがね)が、県内で出会ったおしゃれガール&おしゃれボーイを突撃スナップ&インタビュー。ここで言う“おしゃれ”とは、流行とか最先端って意味じゃなく、その人の内面とか暮らしから自然と溢れちゃうもの。ここにしかいない人の、ここにしかないオシャレ最新型を探します!


なんと、2019年3月以来の更新です。大変お待たせしてごめんなさいよ!今が2020年8月だから、1年5ヶ月ぶりです。いろんなことがありましたが、私は相変わらずファッションウォッチングをしておりました。今回ご紹介する方は、1年ぐらい前からちょこちょこイベント時に遭遇しており、人の顔を覚えられない私が「オーバーオールの人」と認知するほど、オーバーオールを春夏秋冬着ている方でした。これまで取材のチャンスを逃していたのですが、今回、やっとゆっくりお話が聞くことに成功!坂本さんに取材をしました。

Leeのオーバーオール(ヒッコリー)。BINGOYAで購入

名前:坂本さん
職業:公務員
場所:鳥取市栄町

およそ30年前、オーバーオールと出会う前までは、29インチのジーンズを履いていた坂本さん。古着屋でオーバーオールを3000〜5000円で購入して、着てみたら快適だったので、それ以来ずっとオーバーオールを好んで着ているそうです。古着屋で気に入ったオーバーオールを見つけるたびに購入し、ストックしているそう。「今まで履いてきたのは20本ほど。1シーズンで擦れたり、色あせたりするとだらしなく見えるので、その都度新しいのに換えてます。家には常に3.4本はあるかな。」今はオーバーオールの古着を扱う古着屋がなくなったので、新品を購入していますが、1万5000円も出して買うのはやや抵抗があるようです。

前の職場ではスーツにネクタイを締めていたけど、今の職場はもう少しラフな服装でいられるから気持ちがいいそうです。スーツ姿の坂本さんに会っても気付けなさそうなほど、想像がつきませんね。日曜大工も好きで、おしゃべり上手な坂本さんはご自身よりもうんと若い子たちに対しても物腰やわらかくて、笑顔いっぱいの気さくな性格で、オーバーオールがよく似合ってます。「オーバーオールの中で体が泳いでいる感じがいいのよ。」と機能性も気に入っているようで、体をベルトやゴムで締め付けることなく、寒い日はトレーナー、暑い日はTシャツと着回しもできるし、防寒性もある。オーバーオールの中はまったく負担がないとのこと。のびのびした心を持つ坂本さんの身体に合ったスタイルです。

※このコラムのロゴは(公財)とっとり県民活動活性化センター「平成30年度非営利公益活動広報補助金」を活用して作成しました。

ライター

蛇谷りえ

1984年大阪生まれ。2012年に「うかぶLLC」を設立し、共同代表の一人。うかぶLLCでは、鳥取県は湯梨浜町にある「たみ」と、鳥取市にある「Y Pub&Hostel」を経営している。また、鳥取大学地域学部教員の合同ゼミ「鳥取大学にんげん研究会」やアートプロジェクト「HOSPITALE」のマネジメントなど、ある世界の中で、サテライト的な関わりであれこれつなげるのが得意。”外”担当。 photo:Patrick Tsai