太古からひとびとが、自然の恵みをいただきながら、脈々と受け継いできたものづくりをアートとらえ、現代の暮らしの中で、遠ざかってしまっているものづくりの根源的な楽しさとひとりひとりのもつ創造性を大切にしてきた「イトナミダイセン芸術祭」。​9年目のテーマは「現在地」。16日間の藝術の祭典がはじまっています。

鳥取県西部のまち大山町の長田地区を中心に展開されてきたアートプロジェクト〈イトナミダイセン芸術祭2023〉が、10月28日(土)-11月12日(日)の会期で今年も開かれます。今回はその楽しみ方をイトナミダイセン藝術祭アートコーディネーターの薮田佳奈さんが余すところなくご紹介します。

ウェブマガジン「トット」では、普段なかなか一人で行くことが出来ない場所にみんなで行って、あれこれとお話も聞いてみるツアーを2019年から開催しています。コロナ禍でお休みしていましたが、約2年半ぶりに再開します。今回訪ねるのは「イトナミダイセン藝術祭」の舞台、大山町長田集落です。