創作の森 屋外作品完成記念イベント
オープン・フォレスト ひらけ!創作の森
ーアーティストとはじめる あたらしい場所ー
9月6日(日)鳥取県立美術館にて

鳥取県立美術館(倉吉市)の西側屋外エリア「創作の森」に、リクリット・ティラヴァニさん、SUPERFLEX(スーパーフレックス)、鈴木昭男さんによる3点の屋外作品が完成し、2026年9月から一般公開されます。その完成を記念するイベント「オープン・フォレスト ひらけ!創作の森」の第一弾が、9月6日(日)に開催されます。


鳥取県立美術館は、美術館西側の屋外エリア「創作の森」に、建物とともに整備を進めてきた3点の屋外作品を、2026年9月から一般公開します。手がけたのは、リクリット・ティラヴァニさん、デンマークのアーティスト・グループSUPERFLEX(スーパーフレックス)、サウンド・アーティストの鈴木昭男さんの3組です。

作品の完成にあわせて開催されるのが、イベント「オープン・フォレスト ひらけ!創作の森 ーアーティストとはじめる あたらしい場所ー」です。9月6日(日)と11月14日(土)の2回に分けて実施され、第一弾となる9月6日には、リクリット・ティラヴァニさんとビョルンスティエルネ・クリスチャンセンさん(SUPERFLEX)が来場します。

当日は、11時30分からのオープニング・セレモニーに始まり、SUPERFLEXの3人乗りブランコ作品《One Two Three Swing!》を初公開する「はじめてのスウィング」(11:45〜13:30)、2組によるアーティストトーク「作品からはじまる、美術館と公共のかたち」(14:00〜15:30、1Fホール)、リクリット・ティラヴァニの窯を使った料理を囲む交流イベント「森の窯開き:オープン・オーブン!&ワン・ツー・スリー・スウィング!」(16:00〜18:00)と続きます。アーティストトークのみ事前申込制(定員50名・先着順、逐次通訳あり)で、それ以外のプログラムは予約不要・参加無料です。

リクリット・ティラヴァニ 《untitled 2026 (until the people lived with it)》

公開される作品のうち、リクリット・ティラヴァニさんの《untitled 2026 (until the people lived with it)》(無題 2026(人びとがそれとともに生きるまでは))は、窯を中心に楕円形のベンチ、梨の木、水場などで構成されます。人が集まり、座り、食べ、語り合うことで新たな関係や活動が生まれる「プラットフォーム」としての機能を持つ作品で、同作家にとって世界初の恒久設置作品となります。

SUPERFLEX 《One Two Three Swing!》

SUPERFLEXの《One Two Three Swing!》は、オレンジ色のスチール製パイプに3人乗りのブランコが連なる作品です。2017年にテート・モダン(ロンドン)のタービン・ホールでのヒュンダイ・コミッションのために構想され、ドイツ、サウジアラビア、デンマーク、韓国などで展開されてきましたが、日本国内での設置は初めてです。遊びを通して生まれる共同の動きから、他者との協働や集団的な行動、社会的なつながりを問いかけます。

鈴木昭男《i za na i 2026》

鈴木昭男さんの《i za na i 2026》は、二枚の鉄板の間にコンクリート・プレートを階段状に積んだ作品です。細い通路を通ることで聴覚をはじめとする身体の感覚がひらかれていきます。最上段には、鈴木さんの代表的なプロジェクト「点 音(おとだて)」のマークが刻まれています。鈴木さん本人は、11月14日(土)の第二弾に、宮北裕美さん、水沢勉さんとともに出演予定です。


創作の森 屋外作品完成記念イベント
オープン・フォレスト ひらけ!創作の森 ーアーティストとはじめる あたらしい場所ー

#1 9/6(日)TALK & GATHERING:リクリット・ティラヴァニ×SUPERFLEX
日 時|2026年9月6日(日)11:30〜18:00
会 場|鳥取県立美術館 創作の森、1Fホール 鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12
出 演|リクリット・ティラヴァニ、ビョルンスティエルネ・クリスチャンセン(SUPERFLEX)
参加費|無料

〈プログラム〉
11:30〜11:45|オープニング・セレモニー(創作の森/予約不要)
11:45〜13:30|はじめてのスウィング(創作の森/予約不要)
14:00〜15:30|アーティストトーク「作品からはじまる、美術館と公共のかたち」(1Fホール/定員50名・事前申込制・先着順/逐次通訳あり)
16:00〜18:00|交流イベント「森の窯開き:オープン・オーブン!&ワン・ツー・スリー・スウィング!」(創作の森/定員なし・予約不要)

申 込|アーティストトークのみ事前申込制。とっとり電子申請システムより申し込み
https://apply.e-tumo.jp/pref-tottori-u/offer/offerList_detail?tempSeq=22859

主 催|鳥取県立美術館
※雨天の場合は一部プログラムを変更して実施。詳細は公式ウェブサイトで告知されます。

問い合わせ|
鳥取県立美術館 学芸課
TEL|0858-24-5441
tottori-museum@pref.tottori.lg.jp
https://tottori-moa.jp/event/31365/

※第二弾「#2 11/14(土)PERFORMANCE, TALK & EVENT:鈴木昭男+宮北裕美+水沢 勉」も開催予定。
14:00〜14:40|パフォーマンス「i za na i」(鈴木昭男、宮北裕美/創作の森/予約不要)
14:50〜15:30|特別対談「ば と からだ と ひびき」(鈴木昭男、水沢勉/創作の森/定員50名・事前申込制・先着順)
16:00〜18:00|交流イベント「オープン・テーブル」(創作の森/定員なし・予約不要)
事前申込み(特別対談のみ)|https://apply.e-tumo.jp/pref-tottori-u/offer/offerList_detail?tempSeq=22860


リクリット・ティラヴァニ / Rirkrit Tiravanija
1961年、ブエノスアイレス生まれ。タイ出身で、現在はニューヨーク、ベルリン、チェンマイを拠点に国際的に活動している。1990年代以降、料理や食事、会話、共同作業など、人々の参加によって生まれる時間や関係そのものを作品として提示してきた。展示空間を、作品を鑑賞するだけの場所ではなく、人々が集い、過ごし、交流する場へと変える実践で知られている。絵画、映像、版画、音楽、建築的なインスタレーションなど、表現は多岐にわたる。2022年には岡山芸術交流のアーティスティック・ディレクターを務めた。現在、コロンビア大学芸術大学院にて教鞭を執る。

SUPERFLEX(スーパーフレックス)
デンマークを拠点とするアーティスト・グループ。1993年、ヤコブ・フェンガー、ビョルンスティエルネ・クリスチャンセン、ラスムス・ローゼングレン・ニールセンにより結成。庭師やエンジニア、地域住民、子ども、観客など、さまざまな人と協働しながら、社会や経済のあり方を問い直し、そこに新たな選択肢を示す活動を続けている。その実践は飲料やエネルギー供給の仕組みの開発など、社会のなかで実際に機能するかたちで展開される。代表作《Superkilen》は、地域住民の提案を取り入れ、2012年にコペンハーゲンで実現した大規模な公共空間である。近年は、植物や動物など人間以外の生物と共生する都市や社会のあり方を構想している。

鈴木昭男 / SUZUKI Akio
1941年生まれ。1963年、名古屋駅の階段で行った《階段に物を投げる》を起点に、自然や空間に働きかけ、そこから生じる響きや変化をたどる「自修イベント」を通して、「聴く」ことを探求してきた。1970年代からは、エコー音器《アナラポス》をはじめとする独自の音器を制作するとともに、素材そのものから音を探る「コンセプチュアル・サウンドワーク」を展開。1988年の秋分の日には、標準時子午線が通る京都府網野町で、日の出から日没まで自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を遂行した。1996年からは、街なかで音の響きを聴く場所を探る「点 音(おとだて)」プロジェクトを世界各地で展開している。

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!