-倉吉芸術の奥行きを探る-明倫AIR2020 成果発表会
「観音さまの思い込み」久保田沙耶 作品展
2020年11月27日(金)-12月20日(日)

鳥取県倉吉市で2010年から毎年行われているアーティスト・イン・レジデンス事業「明倫AIR」。2020年度の成果発表会として、2017年から継続して関わるアーティスト久保田沙耶さんの作品展が開かれます。


本展のタイトルは「観音さまの思い込み」。久保田さんは過去のtottoでの取材時に、自身が倉吉で生み出す作品はすべてが丸山町に祀られた「白衣観音」のためのものであると語っていましたが(-アート作品をあなたの言い値でお譲りします-美術家・久保田沙耶さんの「コレデ堂」)、自ら公の場で発表するのは今回が初めて。

「白衣観音」とは、江戸時代の中頃に門原源六という人物が、当時繰り返し氾濫した小鴨川を鎮めようと、白い衣をまとった観音を背負い祈りながら地域を巡り、最終的に現在の場所に奉納したと伝わるもの。アーティストの中村絵美さんと初めて倉吉に滞在した際、小鴨川のほとりで、その白い衣のイメージが強く沸き上がり、畏怖のような感覚すら覚えたといいます。

12月12日(土)には、社会学者の渡邊太さん(鳥取短期大学教授)とのトークも予定されています。4年という歳月を経て紡がれた作品と、それらを生み出すことになった「思い込み」についてじっくり耳を傾けられる機会です。お見逃しなく。


ー倉吉芸術の奥行きを探るー 明倫AIR2020成果発表会
「観音さまの思い込み」
AIR招聘アーティスト 久保田沙耶 作品展

会期|2020年11月27日(金)-12月20日(日)
開館時間|9:00-17:00
会場|倉吉博物館(倉吉市仲ノ町3445-8)
入場無料

トークイベント|12月12日(土)14:00-16:00
会場|倉吉市立中央児童館(倉吉市鍛冶町1丁目2971-2)※フィギュアミュージアム裏
ゲストスピーカー|久保田沙耶(アーティスト)、渡邊太(鳥取短期大学教授、社会学者)
トーク申込|080-5419-8731(担当:中山) までお電話いただき、お名前お電話番号人数をお知らせください。
*参加無料
*定員になりしだい申込終了となります。
*フィジカルディスタンスを充分に確保しながら関催となります。
*ご参加の方にはマスクの着用をお願いいたします。


久保田沙耶 / Saya Kubota
アーティスト。1987年茨城県生まれ。筑波大学芸術専門学群構成専攻総合造形、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修士課程及び同博士課程修了。日々の何気ない光景や人との出会いによって生まれる記憶と言葉、それらを組み合わせることで生まれる新しいイメージゃかたちを作品の重要な要素としている。焦がしたトレーシングペーパーを何層も重ね合わせた平面作品や、遺物と装飾品を接合させた立体作品、独自の装置を用いたインスタレーション作品など、数種類のメディアを使い分け、ときに掛け合わせることで制作を続ける。代表的展示に、アートプロジェクト「漂流郵便局」(瀬戸内国 際芸術祭2016)、個展「Material Witness」(大和日英基金)、「Time Burns (AISHONANZUKA)、「人はなんていうの」(HARMAS GALLERY)等。

明倫AIR
鳥取県倉吉市明地区に芸術家を招聘し、一定期間滞在するなかで地域住民と交流しながら作品制作を行う事業として、2010年から継続的に実施しています。人と人との交流や倉吉市の自然環境などを媒介に、地域住民にとっても、招覇されたアーティストにとっても、これまでの日常と少し異なる光景の中から再発見を得ることで、新しい交流のスタートや文化的に豊かな暮らし、制作活動の転機となるよう、この事業を実施しています。

ライター
トット編集部

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