波田野州平
映像みんぞく採集
#7 鉢屋川の水上都市

映像作家の波田野州平を中心に結成された記録集団「現時点プロジェクト」が鳥取県の各地を巡って、観光案内では紹介されない(されるはずのない)場所や物事に熱視線を注ぎ、映像でレポートを提出します。日々の視界を少しだけ広くする報告書。お忙しい1日の隙間にご覧ください。


地面には地籍があるが空中に空籍なるものがあるのだろうか。そんなことをふと考えてしまう建物が倉吉市の鉢屋川の水上に建ち並んでいる。増築された四角い箱は力学を計算し尽くされたジェンガのような土台の上に物怖じせず建ち、日々の営みを支えている。いつまでも続いてほしい町並みであるどころか、日本のヴェニスに認定される日は遠くない。

今まで家を建てるとは地に根を生やすことと同義だと思っていたのですが、この建築を知ってからは水耕栽培っていう方法もあるのかと思いました。
それでは次の隙間でお会いしましょう。

ライター

波田野州平

鳥取生まれ東京在住。辺境と中央を往復して制作(映画を作ったり、ライブを撮ったり、ミュージックビデオを作ったり)しています。今は記録メディアとしての映像の役割にとても興味を持っています。