サトウアヤコ「日常記憶地図」
子どもの頃の場所と風景を思い出す
8/24(土)鳥取、25(日)米子 スタート
個人の記憶を地図上にたどり、話したり、書いたりすることで、記憶とまちの関係性を立体的にとらえていくプロジェクト「日常記憶地図」。tottoで開催するにあたり、参加者それぞれの表現を探ることも目的とした連続講座をスタートします。
幼い頃の自宅や近所の風景、何度も訪れた秘密基地、お使いで通ったスーパー、少しずつ開拓した道々。
今回実施する「日常記憶地図」は、言語化やコミュニケーションをテーマに表現活動をされてきたサトウアヤコさんと一緒に、それぞれの参加者が子ども時代に過ごしてきた場所にまつわる小さな記憶を、じっくりと丁寧に掘り起こし、地図や写真や言葉を組み合わせることで記憶とまちを立体的にとらえていくプロジェクトです。
幼少期を鳥取県内で過ごした人だけでなく、どなたでもご参加いただけます。当時の時間を共有したご家族やご友人を誘ってのご参加もおすすめです。
連続講座ですが単発参加も可。1回目と2回目は鳥取会場と米子会場で同じ内容を行います。2回目はそれぞれのまちの図書館で開催。過去の資料も活用しながら記憶の補強・確認を行います。3回目は鳥取会場にて合同実施です。各地域の参加者同士の交流もお楽しみに。
サトウアヤコ「日常記憶地図」子どもの頃の場所と風景を思い出す
【記憶を思い出す】
「1回目「日常記憶地図」を描く」
地図をなぞり、話し、書くことで場所にまつわる記憶を思い出していきます。
鳥取 8月24日(土)13-17時
会場:nee-mart 県庁前店2階(鳥取市西町1丁目102)
米子 8月25日(日)13-17時
会場:今井書店本の学校2階多目的ホール(米子市新開2-3-10)
【記憶を編む】
「2回目 自分の記憶に他者の視点を取り込む/多角的に調べてみる」
記憶のテキストを読み合います。図書館で記憶を補強・確認する資料も探します。
米子 10月26日(土)13-17時
会場:米子市立図書館 第3研修室(米子市中町8番地)
鳥取 10月27日(日)13-17時
会場:鳥取県立図書館 小研修室(鳥取市尚徳町101)
協力:鳥取県立図書館
「3回目 自分の記憶を練っていく/編集する」
記憶のテキストをさらに読み合います。totto編集部と編集会議も行います。
合同 12月14日(土) 13-17時
会場:nee-mart 県庁前店2階(鳥取市西町1丁目102)
協力:岩淵拓郎(編集者)
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定員|各回8名(全16名)
参加費|3回通しで7000円(単発受講は各2500円)
申込方法|下記問合せ先に、①お名前、②電話番号、③参加日程・会場(基本的に連続講座ですが単発受講も相談に応じます)、④想起を希望する場所(当時の自宅、最寄り駅、良く通った場所などが含まれる地図を用意する為)をお知らせください。メールでは件名を「日常記憶地図 参加希望」としてください。
主催・問合せ先|鳥取藝住実行委員会(totto編集部)
〒680-0822 鳥取県鳥取市今町2-201 RMS内
info@totto-ri.net
090-2409-7984(水田)、090-4572-8252(濱井)
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※1回目と2回目は鳥取会場と米子会場で同じ内容を行います。3回目は鳥取会場にて合同実施です。
※ご了承いただける場合は、それぞれのワークが最終的にウェブマガジンtottoへ掲載できるかたちになるよう進めます。
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サトウアヤコ
言語化と間接的なコミュニケーションをテーマに、メソッドや語りの場をつくっています。「mogu book」、「カード・ダイアローグ」、「日常記憶地図」、「本棚旅行」、「回路と迂回路」。鳥取には2011年頃から定期的に行くようになりました。
東京都現代美術館 企画展 MOTサテライト2019「ひろがる地図」(8月3日-10月20日)参加。
https://satoayako.net/
アーティストステイトメント|
日常記憶地図は、よく歩く道、行く場所の地図を描くことで、普段は語ることのない「弱い記憶」を想起し語る場を作ります。当時の土地との関係性、自分の世界の範囲、構成要素を確認することになるでしょう。
3回のワークショップでは、場所や風景の記憶を語る場を何度も持ち、他者の記憶を共有し、自分の記憶を「リサーチ」する過程でさまざまな街を一緒に知っていければと思います。人を通して見た場所、風景はどのように見えるでしょうか。
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共催|鳥取県
助成|鳥取県アートによる地域活性化促進事業、2019年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業