「鳥取アートと暮らしのリサーチ Research on Tottori art and life」
レポート・写真・マップを新規WEBサイトで公開

当ウェブサイト「+〇++〇(トット)」の母体・鳥取藝住実行委員会では、地域社会がさまざまな課題に直面する中、「文化芸術活動を通じて、地域活性化に貢献を」と、各団体や地域住民と協力しながら、アートやカルチャーの視点から創造的な活動を行っています。その一環として、新規WEBサイト「鳥取アートと暮らしのリサーチ Research on Tottori art and life」を公開しました。


当サイトのベースとなったリサーチには、アートプロデューサーで鳥取県中部のまち倉吉とも縁のある小田井 真美さん(さっぽろ天神山アートスタジオ AIRディレクター)、アーティスト ボート・チャン (張 小船 Boat ZHANG)さん、北栄町在住のキュレーター 岡田 有美子さんらが参加。2022年9月から2023年6月にかけて、鳥取藝住実行委員会の所属団体を中心に、県内各地で文化芸術活動に携わってきた団体やそのメンバーらにヒアリングを行いました。
リサーチの結果を小田井 真美さんがレポートし、鳥取のアートと暮らし、文化について感じたこと、鳥取の芸術の過去・現在、そして新たな可能性について、読みやすい文体で考察しています。また、ボート・チャンさんが撮影した写真、映像で構成する「Boat tottori diary autumn 7days」は、アーティストの視点からリサーチ時の様子を伝えています。さらにリサーチ先施設等を一覧できるマップも掲載し、今後鳥取を訪れる方へのポータルサイトとしての役割も果たしています。
このリサーチ結果を受け、2023年から現在に掛けては、キュレーター 岡田 有美子さんが中心となり実施している「持続可能なアート活動のために-鳥取の個人的な芸術と労働についての話を収集する-」などへのリサーチに引き継がれ、事業を継続中です。今後の活動にもご注目ください。


「鳥取アートと暮らしのリサーチ Research on Tottori art and life」
URL https://tottori-artandlife.net/

WEBサイト概要
・オープニングアニメーション
写真と言葉で構成されたギャラリーページ(写真・言葉:小田井 真美)
・MOVIE&DIARY
「鳥取アートと暮らしのリサーチ Research on Tottori art and life」(執筆:小田井 真美)
「Boat tottori diary autumn 7days」
鳥取で撮影した写真・動画で構成するスライドショー(制作:ボート・チャン [張 小船 Boat ZHANG])
・SPOT&MAP
リサーチで訪問した団体の拠点、芸術文化施設、地域性のある店舗などをマップで紹介。各施設ごとに、写真、連絡先、HPを掲載し、リサーチレポート(MOVIE&DIARY)内のリンクと連動。レポートとマップページ間はリンクで相互に移動することができます。
・ABOUT
鳥取藝住実行委員会、及び当サイトについて紹介しています。

企画・運営|鳥取藝住実行委員会
助成|中国5県休眠預金等活用事業2021


小田井真美 / Mami Odai | さっぽろ天神山アートスタジオ AIRディレクター
1966年 広島市生まれ。アートプロジェクト企画運営、アーティスト・イン・レジデンス事業設計・現場運営者。npo S-AIR(北海道)、Trans Artists (オランダ)、アーカスプロジェクト(茨城)。VISUAL ARTS FOCUS(フランス)など国内外のAIR事業とその背景に関するリサーチおよび、AIR事業設計や創造的活動のための環境整備に多数かかわる。現在、さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター、アートとリサーチセンターディレクター。

ボート・チャン / 張 小船 Boat ZHANG | アーティスト
1983年中国生まれ、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業、2016年から、主に上海と日本を拠点として活動。2020年、上海から東京に移住。アートは視覚性や審美性の生産ではなく、思考の方法、想像力のゲームとして捉えている。フルクサスのような、日常生活の場や公共空間で作品を展開することを好む。個人的な経験や感情をもとに、コンセプチュアル、パフォーマンス、イベント、映像、イメージ、サウンド、テキストなどを自由に扱って、ユニーク且つ普週的な状況に、個人的、即興的に対応しようとしている。作品は「ユーモアとアンビバレンス」を併せ持つと評されている。

岡田 有美子 / Yumiko Okada | キュレーター
2018年より北栄町在住。美大卒業後、沖縄のアートNPOで勤務。2011年〜2012年に文化庁新進芸術家海外研修生としてキューバに滞在して以降は、フリーランスのキュレーターとして沖縄とキューバの現代美術に関する研究や展覧会企画を行ってきた。子育てと仕事の両立を模索中。


鳥取藝住実行委員会
当会は、2016年に発足。Webマガジン「+〇++〇」(トット)での情報発信や、オフラインでの交流会を重ねてきました。「クリエイティブ・プラットフォーム」を構築し、創造的な活動の輪をさらに広げるため、多様な活動に取り組んでいます。

・対話・交流の場、トットローグ
・芸術文化の魅力を探る旅、トットツアー
・各団体のアーカイブづくりおよび鳥取全般の動きのアーカイブ
・評価制度構築とピア(相互)レビューの実践
・労働環境についてのヒアリング

これらの活動を鳥取に住む多くの人に知ってもらい、芸術活動のもたらす活力を共有したいと考えています。これまでの活動については以下の記事等でもご確認いただけます。

・鳥取クリエイティブ・プラットフォーム ×トットローグ
「創造的な活動を持続的に運営できるしくみづくりについてのオープンミーティング」レポート
https://totto-ri.net/report_tottoricreativeplatform_tottologue/
・トットローグ特設WEBページの開設
https://totto-ri.net/tottologue/
・持続可能なアート活動のために-鳥取の個人的な芸術と労働についての話を収集する-
美術家・岡田裕子編 9月1日(金)19:00-21:00
https://totto-ri.net/news_tottoricreativeplatform_artandwork/
・原点であり、最前線での活動を体感する時間
「エクアドルのアーティストに学ぶ、南米のフェミニズム・アート・アクティビズム」レポート
https://totto-ri.net/report_ecuador_feminismrtart20231118-19/

鳥取藝住実行委員会・構成団体(2024年6月現在)
1 ホスピテイル・プロジェクト実行委員会
2 ことるり舎(浜村温泉湯けむり映画塾)
3 NPO法人鳥の劇場
4 岩美現代美術展実行委員会
5 明倫AIR実行委員会
6 AIR475
7 こっちの大山研究所
8 鳥取夏至祭実行委員会
9 一般社団法人いなば西郷工芸の郷あまんじゃく
10 鹿野芸術祭実行委員会
11 SENRO
12 鳥取R29フォトキャラバン実行委員会

お問合せ
鳥取藝住実行委員会
〒680-8551 鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101
鳥取大学地域学部 竹内研究室

Tel. 0857-31-5087
E-mail. geiju@totto-ri.net
Mobile. 090-2409-7984(担当:水田)

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!