〇〇AIR #2 篠田千明レクチャーパフォーマンス「黄昏」
9月9日(土)倉吉市パープルタウンで上演

鳥取県倉吉市のパープルタウンを拠点としたアーティストインレジデンスプログラム「〇〇AIR」。今年度招聘アーティストである演劇作家の篠田千明さんによる最終プログラム、レクチャーパフォーマンス「黄昏」が9月9日(土)に上演されます。


2021年より鳥取県倉吉市のショッピングセンター・パープルタウンを拠点に活動する〇〇不動産プロジェクトが実施している「〇〇AIR」。今年度招聘アーティストの演劇作家・篠田千明さんによる最後のプログラムとして、レクチャーパフォーマンス「黄昏」が9月9日(土)に上演されます。

今年1月の滞在でアーティストトーク「篠田千明を囲む夜」を開催した篠田さん。6月の滞在では、パープルタウンで過去に行われていたカラオケ大会に着目し、歌唱曲とその曲にまつわる思い出を審査する「思い出カラオケ大会」を開催するなど、鳥取県中部のカラオケ文化のリサーチを実施してきました。

今回開催する「黄昏」は、パープルタウン屋上で日没に合わせて行われるレクチャーパフォーマンス。音楽と一緒に記憶されたカラオケにまつわるストーリーを、かつて自身が台湾に滞在した際に公演した路上カラオケでの体験と繋げて語って歌われるもの。過去に篠田さんが発表した作品ですが、今回はパープルタウンで開催されたカラオケ大会が、その入り口となっていると言います。

当日の屋上では、多国籍料理のお店・食堂カルンとTottoriカルマの出店があるほか、パフォーマンス後は作家と気軽に話せる屋上スナック「しんちゃん」もオープンするとのこと。また、翌10日午前には、篠田さんと〇〇AIRスタッフが今年度の滞在制作を振り返る公開収録「気分はいつもパープル」もパープルタウン内で行われるなど、上演の前後に作家や作品について語る機会も多数用意されています。

 


〇〇AIR #2 篠田千明レクチャーパフォーマンス「黄昏」
2023年9月9日(土)
17:00
 開場 (出店:食堂カルン+Tottoriカルマ)
18:00〜18:45
 レクチャーパフォーマンス「黄昏」上演
18:45
 屋上スナック「しんちゃん」オープン ※19:45 終了

会場|パープルタウン屋上(倉吉市⼭根557-1 )
※雨天の場合はパープルタウン2F空きテナントで開催
入場無料・予約不要・出入り自由

 

関連イベント
公開収録「気分はいつもパープル」
2023年9月10日(日)11:30〜12:30
会場|パープルタウン中央広場
参加無料

主催・問い合わせ
〇〇不動産プロジェクト
maru2.fudosan@gmail.com

企画|うかぶLLC
共催|鳥取県
助成|令和5年度鳥取県アートによる地域活性化促進事業補助金

 

篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、イベンター、観光ガイド。
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。その後バンコクを拠点を移動し、ソロ活動を続ける。『四つの機劇』『非劇』と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする『道をわたる』などを製作している。2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker’s labに参加。
2020年3月に日本に帰国、練馬を拠点とする。
2020年YCAMと共同でオンラインパフォーマンス『5x5x5本足の椅子』製作。2021年には穂の国とよはし芸術劇場でのダンスレジデンスにて『体を書くリハーサル』発表、2022年には東京の民家を舞台に『no plan in duty』を演出。
また美学校で『劇のやめ方』という講座を担当している。

〇〇不動産プロジェクト
〇〇は、楽しいこと嬉しいことのマルであり、そこに何が起きるのかを想像する余白。ショッピングセンター・パープルタウンから倉吉駅前の新たな地域コミュニティをつくる、民間企業や個人の集まる協働プロジェクトです。2021年春より、毎月第二日曜の「パータン〇〇市」、館内映画館での上映とゲストトーク「〇〇と映画」、アーティストによる滞在制作「〇〇AIR」など様々な企画を実施しています。

ライター

トット編集部

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