河原朝子写真展「The Phantom Shore 」
9月22日(水)ー10月10日(日)

鳥取県倉吉市を拠点に活動する写真家・河原朝子の写真展「The Phantom Shore」が、この秋、鳥取市のベーグル喫茶・森の生活者で開催されます。主催は鳥取県中部を中心に活動する記録集団・現時点プロジェクトです。


河原朝子さんは、鳥取県倉吉市を拠点に、自身の生活の傍らで撮影を続けている写真家です。
「The Phantom Shore」では、目の前を通り過ぎていく何気ない日常の光景にカメラを向けながら、その一瞬から想起される永遠性や共通性、潜在意識の存在を感じさせる写真が並びます。

会場は鳥取市の中心市街地にあるベーグル喫茶・森の生活者。河原さんは昨年12月にも同タイトル・同テーマの写真展を倉吉市septで開催していますが、今回は今年になって撮影された新作を含むなど、前回とは異なる内容となっているとのことです。

主催は鳥取県中部を中心に活動する記録集団・現時点プロジェクト。河原さんもまた、現時点プロジェクトのメンバーとしても活動しています。



河原朝子写真展「The Phantom Shore」
日時|2021年9月22日(水)-10月10日(日) 9:00-18:00 ※月曜・火曜定休 
会場|ベーグル喫茶 森の生活者 (鳥取県鳥取市弥生町103 柏木ビル 2階)

儚く過ぎ去る日常の光景に、河原朝子は写真を撮るという行為で向き合ってきました。その写真は今を留めるだけでなく、忘れていた感覚を呼び起こし、気づけば私たちは、知らないはずの場所にいる自分を思い浮かべています。切り取られたのはほんの一瞬ですが、それを見る私たちは永遠への入り口に立っているかのようです。
私たちは同じ景色を見ている時でも、そこに同じものを見ていないのかもしれません。でも、もしかすると、その時私たちは同じ夢を見ているのかもしれません。

主催・お問い合わせ|
現時点プロジェクト
Tel: 080-3890-0371(野口)
Email: genjiten2017@gmail.com


河原朝子 / Tomoko Kawahara

1984年、鳥取県生まれ。18歳で上京、映像、写真を学ぶ。日本映画学校 撮影学科 卒業。卒業後、広告代理店撮影部に所属し、CM撮影のアシスタント等を務める。2010年 詩人・三角みづ紀氏監督 映画「彼によろしく。」の撮影・スチールを担当。同年9月に四谷Latitude Pにて個展「地平線が見える」を開催。2014年、帰鳥。2015年 11月、鳥取県倉吉市にて 個展「5」を開催。2018年2月10日-18日 現時点プロジェクトによる「バス停と椅子」写真展 参加。2020年12月5日-20日 鳥取県倉吉市にて個展「The Phantom Shore」開催。

ライター

トット編集部

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