トットツアーvol.9
倉吉:白壁土蔵群の空き家を巡る
1/13(月祝)13:00開催
ウェブマガジン「トット」では、普段なかなか一人で行くことが出来ない場所にみんなで行って、あれこれとお話も聞いてみるツアーを開催しています。今回は、鳥取県倉吉市で白壁土蔵群の空き家の見学ツアーを開催。空き家の現状に合わせて、倉吉の伝統的な町屋文化の特徴も見てまわり、倉吉における空き家再生の在り方を一緒に考えていきます。
鳥取県を代表する観光名所にもなっている、倉吉市の白壁土蔵群。このエリアは、江戸・明治期の建造物が多く、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。赤い屋根瓦と白壁、黒い焼杉板で統一された美しい町並みが目を引く一方で、近年では全国の他地域と同様に、高齢化・人口減少により、空き家問題が深刻になってきています。
2024年12月11日に開催した「倉吉・白壁土蔵群の空き家のおはなし会」では、20名の皆さんにご参加いただき、倉吉町並み保存会事務局の中山晶雄さんと白壁土蔵群内の建物の改修等を数多く手掛けておられる設計士の小畑公寛さんから、空き家をめぐる取り組みについてお伺いしました。多くの人の目には見えないところで空き家が増え、建物の老朽化が進んでいること。これが10年後は誰の目から見ても明らかになってくる危険性があることなどが指摘されました。また、住まい方がその町の文化をつくっていくというお話もあり、それは空き家の片付けをしていても強く感じるとのこと。倉吉では伝統的に形成されてきた町屋文化が、倉吉人のアイデンティティの確立に大きな影響を及ぼしてきたというお話も印象的でした。
おはなし会の参加者から実際に現場を見てみたいという多くの声が上がったことから、このたび白壁土蔵群内にある空き家を特別に見せてもらえるツアーを企画しました。当日は、片付けを進めている空き家2軒と、倉吉の伝統的な町屋文化を建物から読み取れる豊田家住宅(国登録有形文化財)、モダンな建築の随所に伝統的な日本建築の良さも組み込まれている倉吉市役所本庁舎(国登録有形文化財)を見学させてもらう予定です。
白壁土蔵群の空き家の現状を把握した上で、町屋文化や倉吉のまちやひとが本来持っているアイデンティティにも着目することで、今後の倉吉における空き家再生の在り方について考えるきっかけになればと思っています。倉吉市在住の方はもちろん、空き家問題や建築、まちづくり等にご興味のある方のご参加をお待ちしています。
[ナビゲーター]
中山 晶雄 Akio Nakayama / 倉吉町並み保存会事務局
千葉県から孫ターンで倉吉に移住。倉吉市西町で創業250年の歴史がある津田茶舗を経営しながら、空き家の情報収集や町の内外からのイベントのお手伝いなど幅広く活動中。アート活動にも造詣が深い。
トットツアーvol.9
倉吉:白壁土蔵群の空き家を巡る
日時|2025年1月13日(月祝)13:00-16:00(受付開始12:45)
スケジュール|
13:00-13:15 挨拶・ガイダンス
13:15-15:15 まちあるき/空き家・町屋等の見学
15:15-16:00 まとめトーク・質疑応答等
※時間は多少変動する場合があります
集合場所|くら用心(鳥取県倉吉市東仲町2578)
※専用の駐車場はありません。近隣の観光駐車場等をご利用ください。
参加費|2,000円
※申込締切日時までに、運営する一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォームの「賛助会員」に登録してくださった方は500円割引
<賛助会員について> https://totto-ri.net/news_supportingembersystem/
定員|15名(先着順)
申込締切|2025年1月12日(日)18:00
申込方法|以下のURLよりお申込みください。
https://forms.gle/Uytnq8ZneeqcR3ZE7
問合せ|info@totto-ri.net / 090-4572-8252(濱井)
主催|一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム(元 鳥取藝住実行委員会)
共催|さんいん夜の茶話会
助成|中国5県休眠預金等活用事業2021