砂アート×まち歩き
TOTTORI SAND ART 2025
2025年11月1日(土)ー 9日(日)

鳥取市の中心市街地で、空き家・空き店舗などに「砂」をテーマにした作品を展示し、まちを歩きながら楽しんでもらおうという企画が、11月1日(土)からはじまります。


主催するのは、鳥取市中心市街地活性化協議会と鳥取でアートやまちづくりに関わるプロジェクトメンバーです。鳥取市では、空き家・空き店舗などを“地域の財産”と捉え、利活用する取り組みを進めています。その一環で、今回空き家を利用したアートイベントを開催することにしました。

テーマは「砂」。鳥取といえば鳥取砂丘をイメージする観光客が圧倒的に多い中、鳥取砂丘を訪れた観光客のほとんどが鳥取のまちには立ち寄らず、他の温泉地などに向かう傾向があります。これは長年、鳥取の観光が抱える大きな課題になっています。そこで、鳥取砂丘に来た観光客に、鳥取のまちなかにも立ち寄って、さらなる砂の鑑賞と体験をしてもらいたいと、「砂」をテーマにしたアートイベントを企画しました。
また一方で、地元住民にとっては砂丘は日常生活から切り離された場所であるため、これまで砂丘や砂をほとんど意識したことがない人が多いのが現状です。今回の企画には地元の人たちにも砂の可能性や魅力を感じてもらいたいという思いも込められています。

砂の作品制作に挑むのは、県内外の現代美術家や写真家、クリエイターたち。砂をモチーフにした立体作品やインスタレーション作品、砂を吹き付けた花、写真や映像などの作品が、元・絵画教室、元・居酒屋といった長年使われていなかった空き店舗に展示されます。「砂」と「空き家」という空間から、作家たちがどんなインスピレーションを得て作品に落とし込んでいくのかが見どころのひとつです。その他に、砂をテーマに書き下ろした脚本で演じられる音楽人形劇や、砂で絵を描くサンドパフォーマンスの公演、各種ワークショップも予定されています。

作品が展示・上演されるエリアは、JR鳥取駅と鳥取城跡の間に位置します。ここは、鳥取城の外堀であった袋川が流れ、商店もありつつ、民家もあるという場所。まちに点在するアート作品を鑑賞して歩く中で、鳥取らしい暮らしや文化も感じることができるはず。秋のさわやかな風が吹き抜ける鳥取のまちで、地図を片手に砂のアートめぐりをお楽しみください。


砂アート×まち歩き
TOTTORI SAND ART 2025

会期|2025年11月1日(土)ー 9日(日)
WEBhttps://www.tottorisandart.com/

アート作品展示会場
田村紙店ビル2階(鳥取市職人町26)
Kari巣mai(かりずまい/鳥取市元魚1丁目209-2)
Gather隣(鳥取市川端2丁目201)
cafe-nee 奥(鳥取市瓦町409)

イベント・ワークショップ会場、インフォメーション
太平公園(通称:三角公園/鳥取市瓦町551)【音楽人形劇】
鳥取市遷喬小学校体育館(鳥取市本町1丁目108-1)【音楽人形劇/雨天時会場】
五臓圓ビル2階ギャラリー(鳥取市二階町2丁目207)【ワークショップ・サンドパフォーマンス】
cafe SOURCE BANQUET(鳥取市栄町401 3階)【サンドパフォーマンス】
nido(鳥取市二階町2丁目207)【インフォメーション】

参加アーティスト
岡野元房[鳥取]
大久保つくし[鳥取]
青木幸太[鳥取]
モルタルマジック&nido[鳥取]
勘緑&木偶舎[大阪]
Stann Duguet[ベルギー]
阿部一成[愛媛]
田村祐子[愛媛]
UNA[鳥取]
森春菜[鳥取]
*順不同

主催|鳥取市中心市街地活性化協議会 TOTTORI SAND ART 実行委員会
協賛|鳥取市
協力|鳥取商工会議所とっとり観光ビジョン実現特別委員会

問合せ|鳥取市中心市街地活性化協議会
〒680-0832鳥取市弥生町323-1パレットとっとり2F市民交流ホール内
TEL:0857-39-0777

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!