トットローグ×さんいん夜の茶話会
「倉吉・白壁土蔵群の空き家のおはなし会」
12/11(水)18:00開催

トットによる対話のための企画、トットローグ。今回は「さんいん夜の茶話会」とコラボして対話の場を開きます。テーマは、倉吉・白壁土蔵群の空き家についてです。


「さんいん夜の茶話会」は、倉吉市在住のWEBデザイナー・小島慎司さんが主催する会。お茶を飲んだり軽食を食べたりしながら交流することが目的で、最近はトークテーマを設けたり、ゲストを呼んでの交流を行っています。小島さんご自身が岡山からの移住者(岡山の前は大阪在住)ということもあり、移住者の参加が多いのも特徴です。

今回、少し真面目なテーマを扱いたいということで、トットローグとコラボして開催することになりました。テーマは倉吉・白壁土蔵群の空き家問題です。
鳥取県を代表する観光名所にもなっている、倉吉市の白壁土蔵群。このエリアは、江戸・明治期の建造物が多く、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

「伝統的建造物群」とは、文化財保護法において、周囲の環境と一体をなした歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもののことを呼びます。そして、伝統的建造物群及びこれと一体をなしてその価値を形成している環境を「伝統的建造物群保存地区」と呼び、このうち、国が特に価値が高いものと選定したのが「重要伝統的建造物群保存地区」です。

倉吉の白壁土蔵群一帯でも、全国の他地域と同様に、高齢化・人口減少により空き家問題が深刻になってきています。しかし、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されていることで、かえって他地域より空き家対策を取りにくいという課題があるそうなのです。

そこで、今回は倉吉町並み保存会事務局の中山晶雄さんと、お隣の湯梨浜町に事務所を置き、これまで伝統的な建物を活かす建築設計を数多く手掛けてこられた小畑公寛さんをお招きし、いっしょにお食事をしながら、ざっくばらんに白壁土蔵群の空き家について話をしてみたいと思います。

会場は、倉吉・打吹山のふもとにある古民家カフェ「葵屋」さん。イタリアンをいただきながら、まずは白壁土蔵群の現状を知り、古い建物や環境を残していくために何ができるのか、何をすべきなのかを、みんなで考えてみませんか。


[ゲスト]
中山 晶雄 Akio Nakayama / 倉吉町並み保存会事務局
千葉県から孫ターンで倉吉に移住。倉吉市西町で創業250年の歴史がある津田茶舗を経営しながら、空き家の情報収集や町の内外からのイベントのお手伝いなど幅広く活動中。アート活動にも造詣が深い。

小畑 公寛 Kimihiro Obata / 小畑建築設計蔵代表
1921年(大正10年)築の空き家を購入し居住。自宅を国登録有形文化財とする。敷地内に建つ土蔵を改装して、設計事務所を開設。「豊かな体験をすること、地域の特色を理解すること」を心がけている。 “家族との時間確保”と“したい事”のあいだで葛藤中。
https://kura-obata.com/


トットローグ×さんいん夜の茶話会
「倉吉・白壁土蔵群の空き家のおはなし会」

日時|2024年12月11日(水)18:00ー21:00

場所|葵屋(鳥取県倉吉市葵町700-2 Google mapはこちら

参加費|約4,000円(飲食代。3,000円のコース+飲み物代の予定)

定員|約10名(要事前予約、先着順)

参加方法|以下の申込フォームから必要事項をご記入のうえお申込ください。
https://forms.gle/EguJgpF5ik6zdXJ97

申込締切|2024年12月6日(金)24:00
※定員を超えるお申込みがあり、12月4日(水)正午で締め切りました。

問合せinfo@totto-ri.net / 090-4572-8252(濱井)

主催|鳥取藝住実行委員会
共催|さんいん夜の茶話会
助成|中国5県休眠預金等活用事業2021

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!