トットローグvol.16
「“普通”ってなに? ーADHDをめぐるドキュメンタリー映像から考えるー」
11月25日(土)13:30
鳥取でこのことを誰かと話したいと思ったとき、みんなが使える場としてスタートしたトットローグ。今回はドキュメンタリー映像を見て、感想を共有しながら、対話を深めていくことを試みます。
「浜村温泉映画祭2023」で上映された1本のドキュメンタリー作品。『今日から君は~27歳ADHDの診断をうけて~』は、鳥取市在住の久野喜生さんがADHD(注意欠陥・多動性障害)の「かっちゃん」(当時27歳)と友達になったことから撮影をはじめた、二人の日常の記録です。
映像の中で、久野さんと「かっちゃん」は、一緒にデイキャンプや読書会などに参加しています。そこでは、他の仲間たちとのやりとりが客観的に映されていたり、移動途中の車の中での二人の会話などもありのままに残されています。また、久野さんは「かっちゃん」がかつて住んでいた神戸にも行き、神戸ではどんな様子だったのか、「かっちゃん」と縁の深かった人にヒアリングもおこなっています。
ADHDは発達障害のひとつで、子どもにみられやすいとされています。ただ、大人の発達障害もあり、生きづらさの大きな理由のひとつになっていることもあります。生きづらさを感じる人が増えていると言われる(肌感覚でもそう感じる)昨今、“個性”ってなに? “普通”ってなに? という問いを軸に、自分自身とまわりの大切な人たちの関係性をゆっくり考えてみる機会を皆さんと一緒に持てたらと思っています。
当日は、監督の久野さんをはじめ、かっちゃん、かっちゃんのお母様も会場にお越しいただく予定です。撮影から約1年。映像にはない、“かっちゃんの今”もお話いただきながら、対話を深めていきます。
また、当日、会場がある浜村地区では「気高ときめきまつり」が開催予定です。気高町農業者トレーニングセンターでは、地域に根差した映画制作を続けている「浜村温泉湯けむり映画塾」の過去作品を3本上映します(10:00-15:00)。お時間がありましたら、こちらも合わせてお楽しみください。
トットローグvol.16
「“普通”ってなに? ーADHDをめぐるドキュメンタリー映像から考えるー」
日時|2023年11月25日(土)13:30-15:30
場所|ことるり舎(鳥取市気高町勝見 旅風庵向かい)
参加費|無料
定員|10名
※定員に達し次第締切。余裕がある場合は当日参加も受付けます。
参加方法|以下の申込フォームから必要事項をご記入のうえお申込ください。
https://forms.gle/jyEWMfDbrAAPceHD8
企画|久野喜生(『今日から君は~27歳ADHDの診断をうけて~』監督)
参加者|久野喜生(同上)、かっちゃん(『今日から君は~27歳ADHDの診断をうけて~』出演者)、かっちゃんのお母様
進行|濱井丈栄(トット副編集長/フリーアナウンサー)
問合せ| info@totto-ri.net / 090-4572-8252(トット編集部・濱井)
主催|鳥取藝住実行委員会
助成|中国5県休眠預金等活用事業2021
浜村温泉湯けむり映画塾
「鳥取で、鳥取らしい、鳥取でしかできない」映画制作をコンセプトとし、鳥取市気高町で、地元の方と協力しながら、地域に根差した映画制作を2014年から実施。毎年1本ずつ新作を撮影し、年度末に開催する「浜村温泉映画祭」で上映している。ことるり舎の荒尾極さん・純子さんが中心となりはじめた取り組みだが、2021年度からは実行委員会を組み、地元の方をはじめ、鳥取県・鳥取市・地元メディア・地元大学生なども巻き込みながら活動している。
浜村温泉映画祭
鳥取市気高町の浜村温泉街で、毎年2月下旬~3月上旬頃の週末に丸1日かけて開催される映画祭。「浜村温泉湯けむり映画塾」の新作映画のお披露目の場となっている他、鳥取県内で撮影された作品や映画塾のスタッフ・出演者に縁のある作品などを上映している。