大山の広大な芝生畑で泊まれる
「トマシバ」のクラウドファンディング

大山町にある芝農家にて、出荷前の広大な芝畑を観光に活用しようという試み“泊まれる芝生”「トマシバ」が提案されています。クラウドファンディングは6月28日まで。


鳥取県西部にある中国地方最高峰の「大山」。美しい景観や国立公園ならではの豊かな自然、季節ごとに楽しめるアクティビティなどで人気を集めています。今年は開山1300年にもあたり盛り上がりを見せています。
そんな大山が実は良質な芝生の生産地であることをご存知でしょうか。芝生の育成には出荷するまでに1年半から2年かかり、その間芝生を育てる場所として広大な面積が使用されます。芝はもともと踏まれたり一時的にものを置いたりしても耐えうる植物。ならばこの出荷前の広大な芝畑を観光に活用しようという試みが「トマシバ」プロジェクトです。

農薬をできる限り抑えた「やまがみ農園」の芝畑。スポーツやドックランなどでも利用可

場所は創業25年となる「やまがみ農園」。この農園で毎朝2、3時間の手入れ作業を手伝ってきた様々な職種の事業主がチームとなってクラウドファンディングをスタートさせています。
メンバーの佐々木正志さん(sunsunto代表)は、地域おこし協力隊として2015年に大山へ。その後1年で協力隊を卒業し、大山の魅力を伝える観光プランナーとして独立。これまで400組以上の観光客へ大山の観光プランを提案するなか、芝畑は毎回欠かさずプランに組み込んできました。広大な芝生のうえに大きく開けた空、雄大な大山の姿、眼下に広がる日本海。晴れた日に日本海に沈む夕日は絶景で、夜には満天の星や流れ星も見ることができます。まさに360度のパノラマビューには、どんな方も大満足されるのだとか。成功への確信をもって今回の「トマシバ」プロジェクトを進めています。

左上から、山上さん、佐々木さん、川本さん、堤嶋さん、川本さん、宇佐美さん

その他のメンバーは、山上 環さん(芝農家)、寺井宏伸さん(フォトグラファー)、川本直樹さん(映像ディレクター)、宇佐美孝太さん(ドローンカメラマン)、堤嶋佑三さん(パーソナルトレーナー)。「トマシバ」プロジェクトの中で、それぞれのスキルを組み合わせていくことで他にはない観光プログラムの展開にも繋げていきたいとのこと。
クラウドファンディングの返礼品は、芝畑での宿泊や観光などのアクティビティはもちろん、生産された芝生のセットや大山の美味しい食材、メンバーたちの手づくり大山マップなど。ぜひ応援ください。


「トマシバ」プロジェクト
クラウドファンディングページ:https://readyfor.jp/projects/tomashiba
問合せ:tomashiba20180419@gmail.com
※クラウドファンディングは6月28日まで

ライター

トット編集部

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