木野彩子 舞踊公演「静」
2024年1月5日・6日
鳥取市のとりぎん文化会館小ホールにて、舞踊公演『静』が開催されます。振付家の木野彩子さんが2010年ごろから踊り継いできた代表作の1つで、2023年3月アメリカボルティモア市で公演を行ったものの鳥取公演になります。
伝説の白拍子(中世に活躍した男装の女性舞踊家。即興的に今様をうたいもする。)である静御前の伝説をもとにした作品です。静御前は99人ができなかった雨乞いを成功させた舞の名人と知られ(『義経記』)、源義経の愛人として能や歌舞伎の様々な作品に登場しますが、白拍子舞は現存していません。文書などをもとにイメージを膨らませ、コンテンポラリー(今時代の)ダンス作品として現代に浮かび上がらせる試みです。
音楽は世界的に活躍する箏奏者八木美知依が本作のために作曲したオリジナル曲を使用しています。
作品内で足を踏む動きが多用されますが、邪気を払い、安康を祈願するものでもあり、辰年の新年を祈る舞でもあります。
終演後にはアフタートークも開催予定ですので、ぜひお越しください。
木野彩子 舞踊公演「静」
日時|2024 年 1 月 5 日 19 時開演、6 日 14 時開演(ロビー開場は 30分前)
場所|とりぎん文化会館小ホール (鳥取市尚徳町 101-5 )
予約及び問い合わせ| kinokoticket@gmail.com
料金|大人 2800 円、学生(高校生以上は学生証を提示してください。要予約)1000 円、 未就学児無料 (未就学児でも座席を利用する場合にはチケットが必要になりますので、予約をお願いします。)
主催|鳥取大学地域学部舞踊研究室
後援|鳥取大学地域学部附属芸術文化センター
助成|令和 5 年度鳥取大学地域連携エクステンション活動、Towson University Asian Arts and Culture Center
※本公演は 2023 年 Towson University Asian Arts and Culture Center の招聘によりおこなった『SHIZUKA』アメリカ公演を鳥取にて改訂再演するものです。
構成・出演|木野彩子
音楽|八木美知依(箏、17 弦箏、21 弦箏、Voc)によるオリジナル録音を使用
照明デザイン・オペレート|三浦あさ子
舞台監督|田中陽一郎(アドセンターフジ)
音響|加藤由布(鳥取大学地域学部 4 年)
照明アシスタント|田中哲哉
アフタートークゲスト|5日 佐分利育代(鳥取大学名誉教授(ダンス))、6日 吉田雄一郎(城崎国際アートセンター プログラムディレクター)
木野彩子 / Saiko Kino
ダンサー、振付家。北海道札幌市出身。横浜ソロ×デュオコンペティション2003で横浜市文化振興財団賞を受賞後、2004年文化庁在外研修で渡仏、ダンサー、振付家としてイギリスで活動したのち、2016年より鳥取大学地域学部附属芸術文化センターに所属。現在、舞踊の霊性について調査研究を行いながら、教職と舞踊家の二足のわらじを履く。生きることが全てダンスとなりつつある最近。
https://saikokino.jimdofree.com/