明倫AIR 2024 
仲倉食料品店、倉吉淀屋にて展覧会開催
2025/2/2(日)-5/6(火)

今年3月には県立美術館のオープンを控える県中部のまち倉吉の明倫地区にて、2010年より実施されてきたアーティスト・イン・レジデンス事業「明倫AIR」。2024年度のプロジェクトがスタートしました。


明倫AIRは、鳥取県倉吉市明倫地区にアーティストが一定期間滞在し、住民との交流、地域資源の活用に取り組みながら作品制作を行うスタイルのアーティスト・イン・レジデンスです。2010年からこれまで多くのアーティストが明倫地区に滞在し、地区住民との交流を深め作品制作に取り組んできました。

明倫AIR 2024では、関西を拠点に国際的に活動している黒田大スケさんを招聘します。今年度は、黒田さんの提案により、まずはアーティストとこの場所の出会いの挨拶となるようにと、小規模な展覧会が企画され、2025年5月6日(火)までの会期で作品を鑑賞できるとのこと。

展覧会には、黒田さんの他、チャールズ・ウォーゼンさん、木村桃子さんの2名のアーティストが参加。会期初日の2月2日にはオープニングイベント「明倫2024アーティストトーク」が行われ、各々のアーティストのこれまでの活動歴や倉吉でのプロジェクトの構想などが語られ、今後の展開に期待が集まりました。トークの様子はYouTubeで既に公開されており、作品鑑賞の一助になればとのことです。ぜひお見逃しなく。


黒田大スケ Daisuke Kuroda
1982年京都府生まれ。広島市立大学大学院博士後期課程修了。関西を拠点に活動。彫刻に関するリサーチを基に、近代以降の彫刻家やその制作行為をモチーフとしたパフォーマンス的要素の強い映像を制作、シリーズとして展開している。主な展覧会に「art resonance vol.01 時代の解凍」(芦屋市立美術博物館、2023)、「[村上友重+黒田大スケ:広島を視る]」(広島市現代美術館、2023)、「DOMANI・明日展2022-23 」(新国立美術館)、「あいち2022」(常滑青木製陶所跡)などがある。

木村桃子Momoko Kimura
1993年東京生まれ。2019年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。星や身体などのモチーフを使い、物質の厚みと時間の奥行きをテーマに作品を発表している。主な展覧会に、「あたらしい場所」(アートギャラリーミヤウチ、広島2023)「半井桃水館芸術祭シャンデリア」(半井桃水館、長崎、2024)などがある。

チャールズ・ウォーゼンCharles Worthen
1958年ボストン生まれ。1986年ロードアイランド・スクールオブデザイン大学院美術研究科彫刻専攻修了。2009年より2023年まで広島市立大学芸術学部彫刻専攻にて勤務。現在、 札幌に在住。 様々な素材で彫刻作品を制作。 主な展覧会に「瀬戸内国際芸術祭」(小豆島、2016、2022)、「対馬アートファンタジア」( 対馬市、2011〜2014)がある。


明倫AIR 2024 展覧会

会期|2025年2月2日(日)-5月6日(火・祝) ※入場無料

参加アーティスト|黒田大スケ、木村桃子、チャールズ・ウォーゼン

会場|以下の二会場で開催
①仲倉食料品店 9:00-19:00 土曜、日曜定休
(〒682-0872 鳥取県倉吉市福吉町1403)
②倉吉淀屋(旧牧田家住宅)9:00-17:00 木曜定休
(〒682-0873 鳥取県倉吉市東岩倉町2280−3)

オープニングイベント
明倫AIR 2024 アーティストトーク
 日時 2025年2月2日(日) 11:00-12:30 ※終了しました
 会場 円形劇場くらよしフィギュアミュージアム
 アーカイブ動画 https://youtu.be/rh3VFoZBtHA?si=o0756LJKrRZIXc8j

主催
|明倫AIR実行委員会
招聘アーティスト|黒田大スケ
アドバイザー
|小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオAIRディレクター)
後援|鳥取県・倉吉市
助成|令和6年度 鳥取県市町村連携型地域活性化拠点事業

問合せ
明倫AIR 2024 インフォメーションセンター(仲倉食料品店内)9:00-17:00 日曜、祝日休み
明倫AIR 2024 公式サイト https://sites.google.com/view/air2024
明倫AIR 実行委員会事務局 電話080-1928-9141(川部) E-mail meirin.air.since2010@gmail.com

ライター

トット編集部

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