アート格納庫M 第七回企画展
世界各地で発表を続ける石彫作家
郡田政之展
KOORIDA Masayuki Sculpture
2025年7月5日(土)ー10月5日(日)

倉吉市にあるギャラリー「アート格納庫M」で、石彫作家・郡田政之さんの展覧会が開かれます。空き倉庫を改装した広々とした空間に、自然をモチーフにした滑らかな表面を持つ彫刻やドローイングが登場します。


2024年3月、倉吉市にオープンしたアート格納庫 M は、現代美術家・原口典之さんの作品、《Oil and Water》(2003)、《Untitled FCS》(1990)などを“格納”する常設展示スペースに加え、企画展示スペースも備えるギャラリーです。

第7回目となる企画展は、石彫作家・郡田政之さんの展覧会です。これまで、石材を主材とした大型彫刻や、ステンレスやアクリルの作品、ドローイングなどの作品を発表してきた郡田さん。卵、球体、花など自然の原形をモチーフとして、国内外で活躍してきました。久々の個展となるアート格納庫Mの企画展では、石彫作品とドローイング作品が展示されます。

また郡田さんの作品は、かねてから常設展示スペースにも公開されています。2つの展示スペースを通して、有機的なフォルムと研磨された滑らかな表面が特徴の石彫作品と、彫刻のモチーフになっている花の形状を用いた幾何学的なドローイング作品を楽しむことができます。

7月5日(土)16時からは、郡田政之さんと鳥取県立美術館館長の尾﨑信一郎さんによるオープニングトークが開かれます。造形世界を深く知ることのできる貴重な機会、お見逃しなく。


郡田政之  / (KOORIDA Masayuki)
1960年京都生まれ。1983年武蔵野美術大学卒業。国内活動を経て、1999年よりオランダ、2002年からは台湾に滞在。2005年に上海へ拠点を移し制作活動している。石材を主材とした大型彫刻をはじめ、ステンレスやアクリル、ドローイングなど、卵、球体、花など自然の原形をモチーフにした作品を発表。世界各国の彫刻公園での展覧会、ビエンナーレに参加する傍らアートシンポジウムの企画運営、彫刻公園の企画、監修に携わる。主な参加展覧会に Grounds For Sculpture(アメリカ, 2018)、Frederik Meijer Gardens & Sculpture Park(アメリカ, 2018)、上海環球金融中心(中国, 2022)、桂林国際彫刻シンポジウム(中国, 2000,2004)、Scultura Internazionale ad Agliè(イタリア,2006)、Blickachsen彫刻ビエンナーレ(ドイツ, 2009,2011, 2013)、Sculture Internazionale a Racconigi(イタリア, 2010)、Skulpturenesommer im Kloster Eberbach(ドイツ, 2010)、ヨークシャー彫刻公園(イギリス, 2010)、釜山ビエンナーレ2014(韓国, 2014)、 Jakobshallen (ドイツ, 2016)、上海科学技術館(中国,2017)など。2021年には、上海天文館モニュメント制作


アート格納庫M 第七回企画展
世界各地で発表を続ける石彫作家
郡田政之展
KOORIDA Masayuki Sculpture

日時|2025年7月5日(土)-2025年10月5日(日) 10:00 – 17:00(入館は16:30 まで)
休館日|月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)
入館料|大人 1,000 円(県民 800円)、学生 800 円(県民 600円)、中学生以下無料(要保護者同伴)
その他、各種割引あり。詳細はHPをご確認ください。

オープニングトーク
2025年7月5日(土)16時-
郡田政之×尾﨑信一郎(鳥取県立美術館館長)
※予約は不要ですが入館料が必要です。

問合せ
〒682-0925 鳥取県倉吉市秋喜350-23 株式会社 丸十 アート事業部
tel:0858-48-2211 mail:info@arthangarm.com
https://www.arthangarm.com/

ライター

トット編集部

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