アート格納庫M 第二回企画展
中桐聡美展覧会「風を通す」
7月6日(土)-9月1日(日)

鳥取県中部のまち倉吉市に2024年3月にオープンした「アート格納庫M」。7月6日(土)からは、第二企画展として岡山を拠点に版画作品を制作する中桐聡美による鳥取中部のリサーチに基づいた新作を展示します。


アート格納庫M は創業70 年以上の歴史を持つ業務用品商社、株式会社丸十が運営するギャラリーです。会社に隣接する空き倉庫を改修し、倉吉とゆかりのある現代美術家・原口典之さんのスケールの大きな作品、《Oil and Water》(2003)と《Untitled FCS》(1990)を“格納” するスペースとして構想されました。これらの作品を常設するスペースに加えて、数ヶ月に一度展示替えを行う企画展示スペースも併設されています。若手アーティストや地元にゆかりのある作家の作品を中心に展示・販売が行われ、2025年3月に同じ倉吉にオープンする鳥取県立美術館とも親和性のある展開が期待されています。

第二回の企画展となる本展では、岡山を拠点に版画作品を制作する中桐聡美さんの作品が紹介されます。近年取り組んでいる窓ガラスのシリーズと共に、倉吉の古い家屋から取り外した窓枠に湯梨浜の水辺の風景を転写した新作を展示するとのこと。
7月7日(日)には鳥取県立美術館館長の尾﨑信一郎さんとのトークも予定されています。お見逃しなく。

写真:中桐聡美《窓#1》2023 シルクスクリーン、古材、水性インク


中桐聡美  / Satomi Nakagiri
1995年、岡山県生まれ。金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻を経て京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)を修了(2020)。現在京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程在籍。主な個展に「tide me over」atelierZ(岡山/2021)、「水を切って」KUNST ARZT(京都/2023)「imitate a real」KUNST ARZT(京都/2024)、主なグループ展に「測鉛をおろす 中桐聡美/山田真実 二人展」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(2022)などがある。「第16回 岡山県新進美術家育成I氏賞」で奨励賞を受賞(2024)。
https://minminmin.portfoliobox.net/


アート格納庫M 第二回企画展 中桐聡美展覧会「風を通す」

日時|2024 年7 月6 日(土)-9月1日(日) 10:00 – 17:00(入館は16:30 まで)
休館日|火・水曜日(祝日の場合はその翌日)
入館料|大人 1,000 円、学生 800 円、中学生以下無料(要保護者同伴)
※県民の方は入館料から200円引き。その他、各種割引あり。詳細はHPをご確認ください。

オープニングトーク
2024 年7月7日(日) 14:00-15:30
中桐聡美× 尾﨑信一郎(鳥取県立美術館館長)
※参加無料。ただし入館料が必要です。

問合せ
〒682-0925 鳥取県倉吉市秋喜350-23 株式会社 丸十 アート事業部
tel:0858-48-2222 mail:info@arthangarm.com
https://www.arthangarm.com/

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!