フォーラム「鳥取で出会う表現とことば」
ー「ことばの再発明」成果発表企画
2020/11/30、12/14、2021/1/20(月)19:00-

7月から9月に実施された連続講座「ことばの再発明」の受講生が、その成果発表の一環として、自らが企画に関わるフォーラムを開催します。講座での講師との対話を踏まえ、「表現とことば」について、あらためて議論する場を設けます。


本フォーラムの講師は、鳥取県出身の芸術文化活動者である波田野州平さん(映画作家)、吉田恭大さん(歌人/舞台制作者)、ひやまちさとさん(イラストレーター)の3名。各地に活動の場を広げながらも、生まれ育った鳥取にかかわる個人制作やプロジェクトを続けています。

前半は講師が自己紹介プレゼンテーションを行い、後半は「ことばの再発明」受講生が司会・進行をつとめ、「鳥取を経て/踏まえて活動すること」を切り口としたトークを行うとのこと。当ウェブサイトtotto(トット)の関係者も多数含まれた9名の受講生と、3名の講師それぞれが等身大のコミュニケーションを行うことで、一度きりの講座を超えた交流が生まれることが期待されます。

フォーラムはどなたでも聴講可能。「ことばの再発明」の取り組みに興味を持った方や、鳥取県出身者、U・I・Jターンで鳥取で活動をしている/予定している方、県内外問わず地域での芸術文化活動に携わる方など、年齢・経験、学生・社会人問わず、広く参加を募集しています。ご関心のある方はお見逃しなく。


フォーラム「鳥取で出会う表現とことば」〜「ことばの再発明」成果発表企画
http://www.rs.tottori-u.ac.jp/artculturecenter/artmanagement2020/archives/news/kotoba_forum/

会場|オンライン開催(参加希望者へ別途ご案内いたします)

定員|各回40名/先着順

参加申込フォームhttps://forms.gle/UYJUAZUjoXAowCK59
※各プログラム開催当日17時までに参加申込フォームからお申込みください。ただし定員に達した時点で受付を締め切る可能性があります。

〈フォーラム1〉
日時|11/30(月)19:00-21:00

ゲスト|波田野州平(はたの・しゅうへい)[ 映画作家 ]
1980年鳥取生まれ、東京在住。初長編映画『TRAIL』(2012)が劇場公開される。『影の由来』(2017)が東京ドキュメンタリー映画祭短編グランプリ受賞。『断層紀』(2013-2018)、『旅のあとの記録』(2018)が東京ドキュメンタリー映画祭入選。2017年より記録集団・現時点プロジェクトを始め、鳥取の高齢者の個人的体験の語りを映像で記録する『私はおぼえている』などを行っている。

参加受講生
exkeee(エクスキー)[ painter ]
1989年生まれ兵庫県淡路市出身。昔から絵を描くことは好きで、自分の想像の中で描くスタイルは変わっていない。自由に描く事が楽しいからやっているという感じ。暗い重い作品が多く、その時の感情のまま描いていく。特にコンセプトもなく。目の前の絵を描き上げ、いろんな感情と出会う事が自分の再確認になっている。

にゃろめけりー [ ZINE作家/DJ/音楽をつくる人 ]
1998年6月27日蟹座生まれ。〝にゃろめけりー。〟という名前は本名をもじったものであり、ほぼ本名。絵や音楽などアートに関する事何でも大好き。2019年4月に自身初のZINE『自己肯定感』を発表。その後『自己肯定感2』、『まじないの不在』、『わたしとことば』とZINE制作を続ける。2019年5月からDJを始め、初心者ながら既に4回のイベントに出演。

もりさと [ 米泳ぐ代表/サンインテラス編集長 ]
京都府福知山市生まれ、鳥取県米子市育ち。日本一周の旅を途中で断念し、地元に戻り米子を拠点に活動を開始する。フリーランスとして、執筆や撮影業務などを行いながら行政と連携し、まちづくりに関わる案件などを担当。並行して、拠点を作るために、DIYなどしながら12月中旬のオープンを目指す。

〈フォーラム2〉
日時|12/14(月)19:00-21:00

ゲスト|吉田恭大(よしだ・やすひろ)[ 歌人/舞台制作者 ]
1989年鳥取市生まれ。中高生の頃、短歌と演劇を覚える。早稲田大学文学部演劇映像コース卒。2019年いぬのせなか座より歌集『光と私語』を刊行。近作に『七月が六月を迎え、あらゆる朝に』(「文學界」2020年9月号)。現在は吉祥寺の劇場に勤務する傍ら、北赤羽で『北赤羽歌会』、下北沢で詩歌の一箱書店『うたとポルスカ』を運営。結社誌『塔』の短歌時評、日本海テレビ「いっちゃん歌会」選者などを務める。

参加受講生
磯崎つばさ(いそざき・つばさ)[ 地域自主組織ふれあいの郷かあら山事務局長 ]
高校時代に中村哲さんに憧れ、イスラム史を専攻。百貨店バイヤー、編集者を経て、6年前に大山町に移住。趣味は短歌と観劇。まちづくりの一環で、最近はオーラルヒストリーの採集を行っている。ことばのかたちに関心があります。福岡市出身の一男一女の母。

中村友紀(なかむら・ゆき)[ 鳥取大学地域学部4年生/演劇 ]
1998年生まれ、和歌山県和歌山市出身。鳥取大学地域学部地域学科国際地域文化コース4年生。中学生の頃にアマチュア・未経験者対象の演劇ワークショップで演劇に出会い、大学へ進学後も様々な文化人に出会ったことで演劇の興味をさらに広げる。これまで、大学の講義室を使った演劇公演の企画などを行う。

ナカヤマサオリ [ 助産師/執筆業 ]
1984年東京生まれ。大学で心理学を学び、書店員を経てから看護師・助産師となる。鳥取生活7年目。助産師として働く傍ら、執筆業・聞き書きを行う。
鳥取県中部で活動する記録集団「現時点プロジェクト」のテキスト班。
雛形「私の、ケツダン」、リトルプレスdm 「鳥取という場所で助産師をすること」執筆。

水田美世(みずた・みよ)[ totto編集長/ちいさいおうち管理人 ]
千葉県我孫子市生まれ。鳥取県米子市育ち。2008年から8年間、川口市立アートギャラリー・アトリアにて学芸員として勤務。2人目の出産を機に帰郷。2016年に子どものためのスペース「ちいさいおうち」を自宅隣に開く。2017年には鳥取県内のアート活動を伝えるウェブマガジンtotto(トット)を仲間と立ち上げ編集長を務める。

〈フォーラム3〉
日時|2021/1/20(水)19:00-21:00

ゲスト|ひやまちさと [ イラストレーター ]
1988年鳥取県出身。イラストレーションや版画の制作、デザインなどを生業にしつつ、2019年若桜町にギャラリーカフェふくをオープン。鹿野芸術祭実行委員会では、ディレクションを担当する。

参加受講生
井澤大介(いざわ・だいすけ)[ 深夜の美術展in鳥取 主催/企画者/雑談をデザインするひと ]
伯耆町出身。大学時代の鳥取のアートギャラリーとの出会いを機に、「自分の知らない価値観と出会える場所」として、ギャラリー等での出会いをSNSに記録し始める。2018年より、カフェで夜の時間帯にアート鑑賞を楽しめるイベント、『深夜の美術展in鳥取』を鳥取の仲間と運営している。

奥井彩音(おくい・あやね)[ 林業/山のデザイン ]
東京都板橋区出身。大学の環境学部で日本庭園について学び、「木」と「環境」についての興味から林業をはじめる。智頭町の林業事業体で、間伐・植栽等環境負荷の低い山の整備を模索する傍ら、個人で事業パンフレットやロゴのデザインなどもする。

にゃろめけりー [ ZINE作家/DJ/音楽をつくる人 ]
※プロフィールはフォーラム1に初出。

企画|鳥取大学地域学部佐々木研究室・佐々木友輔、蔵多優美

令和2年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
令和2年度 鳥取大学地域学部長経費事業

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!