AIR475 2021 岡田裕子・三田村光土里
オープンスタジオ 9月12日(日)開催
鳥取県西部のまち米子市で2013年から継続するアート・プロジェクト「AIR475(エア ヨナゴ)」。2021年度は、現代美術家として国内外で活躍されてきたふたりの美術家を招き実施されています。そのオープンスタジオが9月12日(日)に午前と午後それぞれ開かれます。
まちにアートを介在させることで場所の魅力や価値を高め、そこに暮らす人々が誇りを持てる場所づくりを目指して
2013年より展開してきたアート・プロジェクト「AIR475(エア ヨナゴ)」。
今年度は、美術家の岡田裕子さん(滞在期間:8月18日-9月13日)と三田村光土里さん(滞在期間:9月5日-26日)とともにプロジェクトを進めています。8月から9月に掛けてそれぞれ滞在されていますが、今回限りではなく、継続的に作品制作し、近い将来に作品展示のお披露目を目指すとのこと。滞在中は、地域のリサーチや地域住民の方々と交流し、米子の街や人とじっくり向き合いながら、米子からインスピレーションを得た作品制作が行なわれます。
9月12日(日)には、オープンスタジオがそれぞれ予定されており、午前中には、三田村光土里さんのアート・イベント《Art & Breakfast YONAGO》を実施。《Art & Breakfast》は、朝食を通して滞在先の環境やそこに住まう人々と出会うことを目的とし、これまで世界各地で継続的に開かれてきました。異なる環境に身を置くことで、生活を通して土地に自身をチューニングをしながら、そこで出会った人、モノ、気づきを滞在制作の手がかりとします。
同日の午後には、岡田裕子さんによる報告会を行います。8月18日から米子入りされた岡田さんは、滞在中、呉服店での着付け教室に参加されたり、ある夫婦の家づくりに関するドキュメント映像を撮影したり、フロッタージュした作品を裏打ちして立体作品へと準備されたりと、精力的に活動されています。米子でどのようなインスピレーションを得て作品を構想されているのかや、3週間余りの滞在を経た今後の展開等をお話しいただくとのこと。報告会会場奥のロフトに設置されたスペースや、近隣の「野波屋」の制作現場も一緒に見て回れるそうです。
なお、9月25日(日)の夜には三田村さんの報告会も予定されています。
コロナ過で厳しい状況が続く中でも、アーティストの視点でまちの見方を変えていく試みを丁寧に続けているAIR475。これまでのプロジェクト同様、ダイナミックな展開に期待が湧きます。
AIR475 2021 岡田裕子・三田村光土里
滞在期間|2021年8月18日(水)-9月13日(月)、9月5日(日)-9月27日(月)
三田村光土里《Art & Breakfast YONAGO》
日時|9月12日(日)9:00-12:00
会場|日本財団まちなか拠点 in Yonago(米子市法勝寺町65)+法性寺通り商店街
参加費|一人1000円(朝食代として、限定30食)
※上記の時間に会場を開けています。任意のお時間にいらしてください。
※朝食は、cafe七草さんのベーグル朝食とコーヒーのセットです。
※会場では過去作品スライドショー、過去Art&Breakfastのビデオ上映も行います。
※必ずしも飲食を強要する内容ではございません。朝食はお持ち帰りいただくことも可能です。お気軽にお越しください。
岡田裕子 報告会
日時|9月12日(日)14:00-16:00
会場|日本財団まちなか拠点 in Yonago(米子市法勝寺町65)
※受付時に手の消毒、お名前・連絡先の記入をお願いいたします。
※座席数に限りがあります。会場にお越しの際はあらかじめご連絡いただけると助かります。
三田村光土里 報告会
日時|9月25日(土)18:00-20:00(予定)
会場|日本財団まちなか拠点 in Yonago(米子市法勝寺町65)
※詳細はAIR475のFacebook等でご確認ください。
主催・申込・問合せ
AIR475(エアーヨナゴ)
info@air475.com / 090-7810-1347(来間)
https://www.facebook.com/air475
共催|鳥取県、米子市、 米子市教育委員会、一般財団法人 米子市文化財団 米子市美術館
助成|令和3年度 鳥取県 市町村連携型地域活性化拠点事業補助金、 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
岡田裕子 / Hiroko Okada
美術家。映像、写真、絵画、インスタレーションなど、様々な表現を用いて、自らの実体験ー恋愛、結婚、出産、子育てなどーを通したリアリティのある視点で、現代社会へのメッセージ性の高い作品を制作。近年の主な展覧会は、「LESSON 0」韓国国立現代美術館果川館/ソウル(2017年)、「第11回恵比寿映像祭」東京都写真美術館(2019年)、アルスエレクトロニカセンター(オーストリア)常設展示(2019年)、「誰も来ない展覧会」元映画館(2020年)など。個人制作以外でも幅広く活動をしている。オルタナティブ人形劇団「劇団★死期」主宰、家族ユニット「会田家」、2020年には、“感染の社会を考える”アート&ファッションの試み「W HIROKO PROJECT」を開始ー2021年にソーシャルディスタンスをテーマにした巨大な服の作品「Di_STANCE」を発表。2019年、作品集「DOUBLE FUTURE─ エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子」刊行。
三田村光土里 / Midori Mitamura
美術家。フィールドワークから得られる私小説的な追憶や感傷を、写真や映像、日用品など様々なメディアと組み合わせ、「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに空間作品を国内外で発表。近年の主な展覧会: 「アッセンブリッジ・ナゴヤ」(2020年)、「ジャパン・アンリミテッド」 ミュージアム・クウォーター/ウィーン(2019年)、「ノーコン_いつもいつの間にか絡まっている」アートセンター・オンゴーイング/ 東京 (2018年)、「Art & Breakfast ラスパルマス・デ・グラン・カナリア」 CAAM 大西洋現代美術館 / スペイン (2017年)、「あいちトリエンナーレ」(2016)、「Art & Breakfast ヴィスバーデン」クンストフェライン・ベルビュー・ザール/ドイツ(2016年)「ここに棲むー地域社会へのまなざし」アーツ前橋 / 群馬 (2015年)2006年より世界各地で継続中の滞在型アートプロジェクト「Art & Breakfast」では、世界各地の鑑賞者と朝食を共にし、旅の中で見つけたモノや気づきをインスタレーションに投影してく。www.midorimitamura.com