第12回よなご映像フェスティバル・プレイベント
森達也監督作品「A」上映会
9月15日(日) 13、16、19時 3回上映
10分以内の映像作品を公募・審査・上映する活動を柱として、毎年開催されてきた「よなご映像フェスティバル」。今年は12月14日(土)・15日(日)に開催が決まっています。そのプレイベントとして、今年審査員を務める映画監督・森達也さんのこれまでの作品が連続上映されます。
ドキュメンタリーに新しい地平を切り開いたと評される森達也監督の長編第1作『A』(1998年公開)。
オウム真理教への取材は、地下鉄サリン事件(1)から1年経った1996年3月、テレビ番組制作を目的に始まりました。しかし「オウムを悪者に描いていない」との理由で会社側から中止を言い渡され、森監督は結果的に契約を解雇されます。
地下鉄サリン事件が引き起こされた謎を探るため、解雇後も一人で撮影に通いつめ、最終的に長編ドキュメンタリー映画として公開されることとなった本作品。他のメディアが伝えなかった個々の信者達のありのままの姿に迫りつつ、彼らのあまりにも普通で無防備な姿に、この事件の闇の深さを一層描き出す内容となっています。
10月には続編『A2』もよなご映像フェステバルのプレイベント第2弾として上映予定。さらには、森監督の3年ぶりとなる新作『i -新聞記者ドキュメント-』が、11月15日から東京・新宿ピカデリーほか全国で順次公開されます。米子での新作上映も期待したいところ。この機会をお見逃しなく。
1:1995年(平成7年)3月20日に東京都の地下鉄構内で同時多発したオウム真理教による無差別殺人事件。大量の神経ガス・サリンを使い多くの死傷者を出した。
第12回よなご映像フェスティバル・プレイベント
森達也監督作品「A」上映会
https://www.facebook.com/events/514112442690436/
日時|
2019年9月15日(日)13:00-、16:00-、19:00- (同作品の3回上映)
場所|
Community Lab.野波屋(米子市道笑町1-28-1 ダラズ・クリエイト・ボックス向かい)
※車で来場の際は近隣のコインパーキングをご利用ください。
料金|
一般・学生800円/中学生以下無料
問合せ先|
080-5232-2993 (よなご映像フェステバル事務局 水野)
森達也 / Tatsuya Mori
1956年広島生まれ。ドキュメンタリー監督・作家・明治大学特任教授。テレビ制作会社勤務後フリーとなり、1998年にオウム真理教を内部からの視点を交えて描いた『A』、2001年の続編『A2』、2016年ゴーストライター問題を追及した『FAKE』を発表。メディア報道と視聴者のイメージの癒着を根底から覆す手法が高い評価を得る。今年11月15日から、新作『i -新聞記者ドキュメント-』が公開される。