HOSPITALE+SiP共同企画
スペシャルトーク&ワークショップ|横内賢太郎+小田井真美
鳥取市内にあるかつて病院として使われていた円形の建物を使用し、アートに関わる様々なプログラムを実施している「ホスピテイル・プロジェクト」。そのホスピテイル・プロジェクトが、2015年、2018年と開催されているアートの学校「スクール・イン・プログレス」との共同企画として、「アーティスト・イン・レジデンス」をテーマにしたトーク+ワークショッププログラムを1月20日(日)に開催します。
ゲストスピーカーとして登壇するのは、2015年よりインドネシアのジョグジャカルタにてアーティスト・サポート・プロジェクト(ASP)の活動を行うアーティストの横内賢太郎さんと、アーカスプロジェクト(茨城県守谷市)や明倫AIR(鳥取県倉吉市)など数々のレジデンスプログラムに携わり、現在はさっぽろ天神山アートスタジオのディレクターを務める小田井真美さん。また、ホストであるホスピテイル・プロジェクトのキュレーター・赤井あずみさんが加わり、3名による事例紹介を行います。その後、スクール・イン・プログレスの共同ディレクターであるmamoruさんと山本高之さんによるファシリテートによる参加者を交えたグループディスカッション/ワークショップを実施します。
ここ数年でアーティストインレジデンスプログラムを軸にアートシーンや文化活動、人的交流が展開してきたここ鳥取の地で、その可能性について考える機会となりそうです。ご興味のあるは方はぜひ!
HOSPITALE+SiP共同企画
スペシャルトーク&ワークショップ|横内賢太郎+小田井真美
日時:2019年1月20日(日)10:30-15:30
タイムスケジュール:
10:30-12:30 事例紹介[スピーカー:横内賢太郎(ASP)、小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオ)、赤井あずみ(HOSPITALE)]
13:30-14:30 ワークショップ/グループディスカッション
14:30-15:30 交流会
会場:旧横田医院(鳥取市栄町403)
料金:500円
ゲストスピーカー:
横内賢太郎|1979年千葉県生まれ。2002年に武蔵野美術大学造形学部油絵科を卒業、2007年に京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程油画領域を修了。光沢のあるサテンの布地に染料で描く独自の絵画作品で、2008年にVOCA賞を受賞。2014年に平成26年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてのインドネシア・ジョグジャカルタに滞在、現在も同地を拠点に制作を継続している。2015年6月ギャラリーとスタジオを兼ねた「アーティスト・サポート・プロジェクト(ASP)」を開設。地元の芸術家らに制作スタジオと展示スペースを開放し、展覧会やアーティスト・イン・レジデンスプログラムなどを実施している。
小田井真美|1966年広島県生まれ。2001年から02年まで「とかち国際現代アート展デメーテル」事務局を経て、03年よりNPO法人S-AIRに所属。「札幌国際芸術祭(SIAF)2014」のチーフプロジェクトマネージャーの後、現在は「さっぽろ天神山アートスタジオ」のAIRディレクターとして、アーティスト・イン・レジデンス(=AIR)の運営を行う。TransArtist(オランダ)で文化政策とAIRネットワ-キングについて研究を行うなど、AIR事業とその背景に係わるリサーチが趣味。
ファシリテーター:
mamoru|1977 年大阪生まれ。2016 年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。様々なリサーチ手法と想像力によって過去、現在、未来/架空の音風景を書き起こし、「あり得た(る)歴史」などを題材にした作品を制作。また身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など、「聴くこと」から世界を知る方法を探求。レクチャー・パフォーマンス、映像、テキスト、サウンド作品を国内外の美術館・ギャラリーで発表。2014 年より「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修:下道基行)、「知るのつくりかた」などのプロジェクトのディレクションも行う。
山本高之|1974年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院修了後渡英、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインMA修了。小学校教諭としての経験から「教育」を中心テーマのひとつとし、子どものワークショップをベースに会話や遊びに潜む創造的な感性を通じて、普段は意識されることのない制度や慣習などの特殊性や、個人と社会の関係性を描く。近年は地域コミュニティと恊働して実施するプロジェクトに多く取り組んでいる。主な展覧会に「Go Betweens展 子どもを通して見る世界」(2014-2015 森美術館ほか)、コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2016)、Asian Art Award 2017(寺田倉庫アートスペース、2017)など。近著に『芸術と労働』(共著、白川昌生+杉田淳編、水声社、2018)。