あいサポート とっとりフォーラム25
バリアフリー映画上映会 1/10(金)-11(土)
米子コンベンションセンター
鳥取県西部のまち米子を拠点とする障がい福祉施設NPO法人あかり広場。長年事務局として参加してきた「あいサポート とっとりフォーラム」が25周年を迎えるにあたり、会期中にバリアフリー映画の上映会が開かれます。
1月10日(金)に上映されるのは映画『さかなのこ』(2022年製作/139分)。魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化した作品です。「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描きます。
翌、1月11日(土)には、宮城県石巻市の離島を舞台とした映画『さよなら ほやマン』(2023年製作/106分)が上映されます。一人前の漁師を目指すアキラと、生まれつき障がいを抱える弟のシゲル、そして東京から来た漫画家の奇妙な共同生活と家族の再生を描いたヒューマンドラマ。2人組バンド「MOROHA」のMCアフロがアキラ役で映画初主演を務め、NHK連続テレビ小説「まんぷく」の呉城久美が美晴、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の黒崎煌代がシゲルを演じます。本作が長編デビューとなる庄司輝秋監督が、自身の故郷である石巻でオールロケを敢行しました。
上映会の関連イベントとして、11日(土)の午前には、数々のドキュメンタリー映画をプロデュースしてきた(株)シグロ代表取締役で映画監督の山上徹二郎さんと、自身が全盲でありバリアフリー映画の研究者でもある東京大学先端科学技術研究センター特任研究員の大河内直之さんとの対談も行われます。同日午後の『さよなら ほやマン』の上映会後にも、おふたりを交えたささやかなアフタートークも予定されているとか。また、上映会期中には、会場にて、米子を拠点とする障がい福祉などの現場で生まれたアート作品の展示〈表現の現在地〉や、ワークショップ、グッズ販売など楽しいイベントも開催予定。
障がいの有無にかかわらず、どなたでも鑑賞いただけるように、映画上映には日本語字幕と音声ガイドが付きます。対談には、手話通訳および文字サポートあり。いずれも無料でお楽しみいただけます。良き年明けの一助にいかがでしょうか。
あいサポート とっとりフォーラム25
バリアフリー映画上映会
上映プログラム|
2025年1月10日(金)映画『さかなのこ』
受付開始:9時30分 上映開始:10時00分~(139分)
2025年1月11日(土)映画『さよならほやマン』
受付開始:13時30分 上映開始:14時00分~(106分)
定員|各回200名(参加無料、予約不要)
[事前に必ずご確認ください!]
※本上映会の音声ガイドはUDCast方式に対応しております。ご来場前に、携帯端末(スマートフォンなど)にUDCastアプリ(無料)をインストール、必ず動作確認をして、作品の音声ガイドをダウンロードしてください。イヤホンはご自身でご持参ください。
※上映会当日、会場でもアプリ操作サポートをいたします。
※スマートフォンをお持ちでない方には端末の貸出をいたします。台数に限りがありますので、以下の予約フォームでご予約ください。イヤホンの貸出はありませんので必ずご自身でお持ちください。
関連プログラム|
◆山上徹二郎×大河内直之 対談「福祉と芸術、その原点にあるもの」
日時:2025年1月11日(土)10時30分-12時
進行・聞き手:水田美世(トット編集長/あかり広場芸術文化活動担当)
※参加無料。手話通訳および文字サポートあり。
◆作品展〈表現の現在地〉
会期:2025年1月10日(金)・11日(日)
時間:9時30分より
出展協力事業所:(特非)あかり広場、(社福)もみの木福祉会、NPO法人いるか、SOI STANCE、みらいず
※バリアフリー映画上映中は鑑賞いただけません。予めご了承ください。
◆COOD CREATORSワークショップ
障がい者アートを活用したパターンでトートバックをつくろう!
会期:2025年1月11日(土)
時間:10時30分-15時
※参加無料、先着50組限り
◆オリジナルグッズ販売
会期:2025年1月11日(土)
時間:10時30分-15時
会場|コンベンションセンター 多目的ホール(鳥取県米子市末広町294)
お問合せ|特定非営利活動法人あかり広場
鳥取県米子市皆生温泉2-2-14 tel. 0859-35-0505
山上徹二郎 / Tetsujirou Yamagami
映画プロデューサー、株式会社シグロ代表取締役。1986年、映画製作会社シグロ設立。『老人と海』『エドワード・サイード OUT OF PLACE』『毎日がアルツハイマー』など数多くのドキュメンタリー映画を製作し、世界中で数々の映画賞を受賞。
大河内直之 / Naoyuki Ohkouchi
東京大学先端科学技術センター特任研究員、バリアフリー映画研究会理事長。先天性緑内障で4歳の時に完全失明。現在は大学において盲ろう者の支援活動の研究や映画のバリアフリーに関する研究、障害理解に関する研究などを行う。