トットローグvol.25
「持続可能なアートと暮らしのためのラップ
鳥取からフィメール・ラップについて考える②」
12/12(木)10:00開催

トットによる対話のための企画、トットローグ。今回は、仕事や家事・育児などに対して普段感じている事、吐き出せていない思い等を参加者でシェアして、ラップをすることを試みます。前回10月に米子で開催しましたが、鳥取中部でもやってほしいという要望を頂いたため、今回は湯梨浜町松崎のたみにて開催します。女性限定のワークショップです。


鳥取藝住実行委員会では、2022年度から取り組む「鳥取クリエイティブ・プラットフォーム構築事業」の一環として、県内でアートプロジェクトを支える役割を担う方々に「労働」にまつわるヒアリングを行ってきました。この中で、特に女性たちが社会で思うように動くことができず、様々な抑圧を抱え、孤立し、語るべきことを内に抱えていることが浮き彫りになってきたことから、今回は女性の皆さんに集まってもらい、暮らしの中で発生しているさまざまな「労働」について感じていることをみんなで話す機会を設けます。

第一部では、これまで行ってきた「労働」にまつわるリサーチの結果報告から、どうしてラップをすることにしたのかをお話しします。その後、「フィメール・ラップ」の歴史についてのレクチャーを聞いたり、韻を踏む練習をしたりします。参加者同士で仕事や家事・育児への思いをシェアして歌詞にまとめ、思いをビートに乗せてラップをすることを目指します。

第二部は、10月に開催した会があまりに熱を帯びていたため、今後継続してラップの場をひらいていこうということになり、前回もしくは第一部のレクチャーを聞いた方を対象に行います。ラップスキルを磨きつつ、自作の曲を制作することが目標です。プロのアナウンサーによる発声指導、韻のかたい名曲の解説、即興で韻を踏む練習などをしつつ、自分の言葉でラップします。家でリリックが書ける人は書いてきて発表してもらっても構いません。

自分の思いを言葉にして表現してみたい方、家事や育児について吐き出したい思いのある方、ラップに興味のある方など、女性の皆さんのご参加をお待ちしています。


[ファシリテータ―]
岡田 有美子 / Yumiko Okada | キュレーター
HIPHOPが好き。パートナーの転職を機に縁もゆかりもなかった土地に引っ越してきたことで、家で1人で過ごす時間が増えた頃、家事をしながら聞いていたHIPHOPが身に沁み入るようになる。さらにコロナ禍での妊娠、出産を経て、HIPHOPにのめり込む。ラップバトルの大会もよく見る。

水田 美世 / Miyo Mizuta | トット編集長
岡田有美子さんとの出会いによりラップの魅力に引き寄せられ、リリックを書きはじめる。2024年11月2日には「イトナミダイセン藝術祭」でラッパーデビュー。ラッパー名はMi-mi Blaze。「たらこをたべてはたらこー」という言葉をどこかのリリックに入れたいと日々模索中。

[発声指導]
濱井 丈栄 / Tomoe Hamai | フリーアナウンサー

NHKの契約キャスター・レポーターを広島・鳥取・東京で11年間務める。現在は鳥取市を拠点にラジオやイベントの現場で活動中。言葉や声で思いを表現することの大切さを、特にこれからの未来を担う子どもたちに伝えていきたいと考えている。一般社団法人アナウンス発声協会EACO会員。


トットローグvol.25
持続可能なアートと暮らしのためのラップ 鳥取からフィメール・ラップについて考える②」

日時|2024年12月12日(木)
第一部 10:00-12:30
第二部 13:30-15:00(10月の会、もしくは第一部に参加した方が対象です)

場所|たみ(鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1)

参加費|第一部 2,000円 / 第二部 1,000円(第一部から続けて参加の方は500円)
※各部とも、お茶・お菓子付き

対象|女性限定

定員|各部6名程度

参加方法|以下の申込フォームからお申込ください。※申込締切12月11日(水)24:00
https://forms.gle/7CdEJesmaapaq2676

託児|保育士による託児あり。利用は無料です。ご希望の方は申込欄にご記入ください。※申込締切12月8日(日)18:00

問合せ info@totto-ri.net / 090-4572-8252(濱井)

主催|鳥取藝住実行委員会
助成|中国5県休眠預金等活用事業2021
協力|こっちの大山研究所


 

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!