鳥取短期大学 教養科目「現代鳥取学」公開授業
それはとにかくまぶしい
上映&波田野州平監督トーク
鳥取県倉吉市に位置する鳥取短期大学では、地域の現状と課題を多面的に理解することを目的に教養科目「現代鳥取学」を実施し、毎回多彩なゲスト講師を招いています。7/15(月・祝)は倉吉市出身の映像作家・波田野州平さんをゲストに迎え、地域の方にも授業を公開します。
2020年4月。外出や交流が制限されていくなかで、はっきりとした理由なく毎日カメラを回すことにしたという波田野さん。娘と妻、家族で過ごす日々をカメラに収め、それを会えなくなった友達たちに近況報告のように送っていたといいます。
1年間撮影された日々の断片がつなぎ合わされ、再構成された本作品は、「忘却と発見のアヴァンギャルド・ホームムービー」と称され、山形国際ドキュメンタリー映画祭を始めとして、世界各国の映画祭で上映され続けています。本作品へ波田野さんから言葉を寄せていただきました。
それはとにかくまぶしい 予告編
誰に言われたわけでもないけれど、毎日撮影をするということだけを決めて1年間を過ごしました。その日々を振り返ると、毎日カメラを携えて何かを撮らなくてはいけないという状況だったから目を向けたものがあり、カメラを回し続けたから考えたことがありました。加えて傍らにずっと幼い子どもがいて、彼女がいつも未知に目を見開いていたことが、私に忘れていた目を与えてくれるきっかけになりました。
そんな彼女を見ながら、私も彼女に倣ってたわむれてみようと思いました。まずはこのカメラという機械と、そしてカメラを使ってこの世界と、子どもと、季節と、光と、そして映画とたわむれようと思いながら、この「特殊な1年間」を過ごしました。
当日、上映後に学生や参加者の方々との対話の時間を楽しみにしていると波田野さん。定員30名です。7月10日(水)17:00までにお申込のうえご参加ください。
波田野州平 / Shuhei Hatano
1980年、鳥取県倉吉市生まれ、東京都在住。多摩美術大学映像演劇学科卒業。初長編劇映画『TRAIL』(2012)がユーロスペース、第七藝術劇場で公開される。映画詩『影の由来』(2017)で、東京ドキュメンタリー映画祭2018の短編コンペティション部門でグランプリを受賞。初長編ドキュメンタリー映画『私はおぼえている』(2021)はジョグジャカルタ国際ドキュメンタリー映画祭2022の国際長編コンペティションでグランプリを受賞。
鳥取短期大学 教養科目「現代鳥取学」公開授業
それはとにかくまぶしい
上映&波田野州平監督トーク
日時|2024年7月15日(月・祝)14:45-16:15
場所|鳥取短期大学 交流センター中講義室(〒682-8555 鳥取県倉吉市福庭854)
上映作品|それはとにかくまぶしい(英題:Radiance)
日本/2023/日本語/カラー、モノクロ/デジタル・ファイル/18分
監督、撮影、編集|波田野州平
提供|波田野州平
招待映画祭|山形国際ドキュメンタリー映画祭2023、ナバラ国際ドキュメンタリー映画祭2024(スペイン)、オーバーハウゼン国際短編映画祭2024(ドイツ)、ライデン国際短編映画祭2024(オランダ)、ペーザロ国際映画祭2024(イタリア)
申込方法|以下のGoogleフォームからお申込み下さい。
https://forms.gle/bPp9mdex7wDFL9JB7
定員|30名
申込期限|2024年7月10日(水)17:00
交通アクセス|https://www.cygnus.ac.jp/index.php?view=5664
※倉吉駅から無料のスクールバスが利用できます。
※自家用車で来学される場合は第3駐車場を奥側から詰めてご利用ください。
(キャンパスマップ https://www.cygnus.ac.jp/kyannpasulife/index.php?view=5698)
お問合せ|授業担当・渡邊太(鳥取短期大学地域コミュニケーション学科)
電話 0858-26-1811(代)