「見る場所を見る」
アーティストによる鳥取の映画文化リサーチプロジェクト

鳥取で映画・映像に関わる人たちを訪ねたドキュメンタリー3部作『映画愛の現在』を制作した映像作家・佐々木友輔さん。佐々木さんによる新たなリサーチプロジェクト「見る場所を見る」では、鳥取市の映画館・レンタルビデオショップの歴史にフォーカスした展覧会を現在開催中のほか、2月には上映会・鳥取で上映活動を行う三者が集まるトークイベントを開催します。


「見る場所を見る」は、2018年より鳥取の映画文化を辿るドキュメンタリー3部作『映画愛の現在』を制作した映像作家・佐々木友輔さんによる新たなリサーチプロジェクトです。地域で映画・映像に様々な形で関わる人たちを鳥取県内を縦断しながら会いに行くというドキュメンタリー『映画愛の現在』。今回の「見る場所を見る」は、県内の映画館やレンタルビデオ、上映活動など、映像を見るための場所性に着目したプロジェクトとなっています。

1月24日(月)から1月30日(日)までは、第1部として展覧会「イラストで見る、鳥取市内の映画館&レンタルビデオショップ史」が開催されています。会場はgallery そら。ここでは、イラストレーターのClaraさんが鳥取市内の映画館・レンタル店の姿を復元したイラストが展示されます。イラストは佐々木さんによりリサーチされた資料をもとに制作されたもので、会場では佐々木さんによる鳥取市の映画館・レンタルビデオショップの年表やテキストも併せて展示されています。

また、2月6日(日)には、第2部となる上映会&トークイベント「ドキュメンタリーで見る、鳥取の自主上映活動」が開催されます。会場はパレットとっとり市民交流ホールです。上映会では、今回のプロジェクトのきっかけでもある『映画愛の現在』3部作が一挙上映されます。トークイベントは、鳥取コミュニティシネマの清水増夫さん、jig theaterの柴田修兵さん、クララとクロダのひょっこりシネマのClaraさんと、鳥取県内で上映活動を行う三者をゲストに迎えて行われ、鳥取の映画文化について深く知る一日となりそうです。
(※2月2日追記:2月6日のプログラムは新型コロナウイルスの感染拡大のため中止となりました。)

「見る場所を見る」では随時、鳥取県内の映画館やレンタルビデオショップの情報、映画体験の記憶、写真などの資料提供を呼びかけています。


「見る場所を見る」アーティストによる鳥取の映画文化リサーチプロジェクト

第1部:イラストで見る、鳥取市内の映画館&レンタルビデオショップ史
会 場|gallery そら(鳥取市栄町658-3 駅前サンロード)
日 時|2022年1月24日(月)〜1月30日(日)10:00〜18:00[最終日は16:00まで]

第2部:ドキュメンタリーで見る、鳥取の自主上映活動
※2月2日追記:このプログラムは新型コロナウイルスの感染拡大のため中止となりました。
会 場|パレットとっとり市民交流ホール(鳥取市弥生町323-1)
日 時|2022年2月6日(日)
11:00-12:00 トークイベント:見る場所を作る——鳥取で活動する三団体からの報告
      (登壇者:清水増夫、柴田修兵、Clara、司会進行:佐々木友輔)
13:00-14:50 『映画愛の現在 第Ⅰ部』上映(103分)
14:50-15:00  休憩
15:00-16:50 『映画愛の現在 第Ⅱ部』上映(103分)
16:50-17:00  休憩
17:00-19:00 『映画愛の現在 第Ⅲ部』上映(107分)

情報提供などは下記URLを参考にしてください。
https://qspds996.com/cinephilianow/#project

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!