上映会 かさねるとみえる
3月28日(土)14:00-16:00

当ウェブマガジンtottoにてコラム「気配のかたち」を連載する田口あゆみさんの映像作品上映会が開かれます。見えなくても作りたい、関わりたいと映像制作を続ける田口さんの過去作品と新作2本の上映などが予定されています。


「見えないで作る映像は、どこか不確かで、観てくれる人の反応を通じて作品が出来上がっていく」と考える田口さん。それを上映会の現場でリアルタイムに行う試みとして、作品上映と合わせて、当日集まってくれた人たちにも参加してもらいたいとのこと。

何人かに映像から見える感情、連想するものを言葉にしてもらうことで、それぞれの感覚が重なる。重なりは誰かのイメージを変える、あるいは自分の感覚を変化させるのか。見えない作り手が体験するインナーヴィジョンの変化は見える人たちにも起こっているのではないか。自分の頭の中の映像を意識してみてください。


上映会 かさねるとみえる
https://www.facebook.com/events/s/上映会-かさねる-と-みえる/505919800107140/

日時
2020年3月28日(土)14−16時

場所
Studio Spark(鳥取県米子市陰田町615-1)

参加無料

上映作品
「車椅子でちどり足で」(2008)
失明前、自分でカメラを回し始めた最初の作品。
「ぬくめると孵る」(2019)
視覚障がい者にとっての“歩く”ことをテーマにした作品。
「かさねるとみえる」(2020)
作品に作り手の姿はどのくらい現れるのか。地元で活躍する映像作家さんたちがインタビュー・作品の一部提供で協力:極東アニメーション、国立米子工業高等専門学校放送部、武内カズマ、谷山龍、中村義和
「雨の撮り方」(2020)
未だ完成しない、“感情を映像に乗せる”をテーマにした作品。

問合せ
080-1209-5649(田口)、090-8602-1858(Studio Spark 小山)
※会場の収容人数が20名程度、駐車場が7台程度と限りがあります。お手数ですが、ご参加いただける方は上記問合せ先までご連絡をお願いいたします。


田口あゆみ/Ayumi Taguchi
米子生まれの米子育ち。東京で編集の仕事をしていたが目を病んだことをきっかけに帰郷。人と機会に恵まれて自分で映像を作り新しい喜びに気付く。障害を得たせいか米子というコミュニティの特徴なのか、人との関わり方が以前と全然変わって面白い。出会いに感謝しつつ新しい視点の楽しさを伝えられたら、と模索中。
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ライター

トット編集部

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