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2017.10.4

地方の出版活動を鳥取から顕彰して30年
「ブックインとっとり2017」開催

地方文化のひとつのバロメーターとも言われる地方での出版活動に焦点を当て、1987年以来、全国各地の優秀な出版作品を鳥取県内で展覧し顕彰してきた「ブックインとっとり」。今年は30回の節目を迎えます。
授賞式で開かれるシンポジウムでは、この「ブックインとっとり」をモデルとして韓国の出版業界で昨年からスタートした同様の取り組みについても発表される予定。鳥取での草の根の取り組みが30年を経て国境を越えて広がっています。


「ブックインとっとり」では、鳥取県と東京23区を除いた地域に拠点を置く出版社を対象としながら、鳥取県外で出版活動を行う方々の交流を県内で生み、地方出版界への激励や奨励を鳥取県から届けることで全国からの評価を集めてきました。

全国各地から新刊本を募り展示した上で、来場者による投票と鳥取県内の図書館関係者ら約10名による審査会で「地方出版文化功労賞」他、奨励賞、特別賞などを決定します。
2016年には『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(田中輝美、藤代裕之研究室 共著/ハーベスト出版/島根県)、2013年には『北の無人駅から』(渡辺一史 著/北海道新聞社/北海道)などが最高賞である「地方出版文化功労賞」を受賞。年によっては該当なしとする場合もあり、優秀な作品を見出すことに重きをおいていることが分かります。

2016年、地域出版文化功労賞受賞の田中輝美さん(前列右から2人目)及び藤代裕之さんと研究室の学生さん(前列左から3人目と中央)、奨励賞受賞の佐竹直子さん(前列右から3人目)ほか関係者の皆さん。

今年は第30回という大きな節目の年。表彰式と同時に行われる記念シンポジウムでは、この「ブックインとっとり」をモデルとし、2016年から韓国での地域出版を顕彰する取り組みをスタートした韓国の出版関係者らの基調講演も予定されています。
韓国では現在、これまでにないペースで出版物が生まれ、それらの多くが独立した個人出版社から出されているとか。個性的な書店やブックフェアも数多く誕生し、多くが若い世代の支持を集めています。地方文化のひとつのバロメーターとも言われる出版活動から、韓国のいまを知る貴重な機会ともなりそうです。


「ブックインとっとり2017」
地方出版文化功労賞・全国各地の本展
会期:2017年10月24日(火)-10月30日(月)
展示会場:鳥取県立図書館 2階大研修室
開催時間:火~金/9:00-19:00 土・日・月/9:00-17:00
主催:ブックインとっとり実行委員会
共催:鳥取県図書館協会・鳥取県立図書館

第30回地方出版文化功労賞
授賞式・受賞記念講演会・記念シンポジウム
日時:2017年10月29日(日)13:30-
会場:鳥取県立図書館
プログラム:
表彰式・受賞者記念スピーチ
演題「『ふなずし』研究のこれまでとこれから」
橋本道範(滋賀県立琵琶湖博物館専門学芸員・京都大学博士)
記念シンポジウム
講演Ⅰ「韓国の地方出版の現状と未来」李 文学(韓国出版学会会長)
講演Ⅱ「韓国地域図書展と韓国地域出版大賞について」黄 豊年(地域出版文化雑誌連帯代表)
発表「ブックイン韓国に参加して」上田京子(鳥取大学非常勤講師)
パネルディスカッション「地方出版とブックインのこれから」
パネリスト/金貞明(韓国出版学会総務理事/新丘大学非常勤教授)、川上賢一(株式会社地方・小出版流通センター代表取締役)、安倍甲(株式会社無明舎出版舎主)、中川玄洋(ブックインとっとり副実行委員長/NPO法人学生人材バンク代表理事)
コーディネーター/齋藤明彦(ブックインとっとり審査委員長/元鳥取県立図書館長)

ブックインとっとり実行委員会事務局(今井書店グループ市民サロン内)
0859-22-5322(TEL)
0859-22-5323(FAX)
bookim@imaibooks.co.jp
http://www.bookin-tottori.co.jp/

ライター
トット編集部

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。ほぼ月1回のペースで集まって、記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!

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