人と土地の記憶を映像で記録するプロジェクト
「私はおぼえている」キックオフ上映会
2018年10月20日(土)15:00-17:00 開催

「すべての人生は語り伝える価値がある」という考えのもと、県中部の高齢者を対象にインタビュー形式で映像撮影を行うプロジェクト『私はおぼえている』がスタートします。主催はコラム「映像みんぞく採集」でもおなじみの「現時点プロジェクト」。被写体となる方それぞれの体験とそれを通して見える土地の話を記録し、長い年月の中で刻まれ営まれてきた暮らしの姿を浮かび上がらせます。


小さな記憶たちがもたらす、新しい視点
プロジェクトでは、鳥取県中部(倉吉市、湯梨浜町、三朝町、北栄町、琴浦町)にお住まいの高齢者 の方を対象に撮影を行ない、インタビューの中で語られた土地や場所の現在の様子も織り交ぜた1本20分程度の映像に編集します。2019年内には計15本程度の撮影を予定。
完成した映像はホームページで随時公開するほか、教育現場での活用なども視野に入れているとのこと。個人的な記憶を分かち合うことは他者との新たな関係を生み、知らなかった世代や土地に触れることは新たな視点を私たちにもたらすことが期待されます。

キックオフ上映会では、倉吉市関金の小椋久義さんと、湯梨浜町小浜の小谷重信さんお二人のお話を上映。撮影を担当する波田野州平(映像作家)さんがこれまでの経緯や撮影時のエピソードなどを紹介するほか、トークゲストにウェブマガジン「雛形」編集長・森若奈さんを迎えます。
新たな視点で今を見つめ直す機会として、ぜひプロジェクトにご参加ください。


キックオフ上映会「私はおぼえている」
日時:2018年10月20日(土)15:00-17:00
入場無料、最大150席
会場:倉吉パークスクエア 視聴覚ホール(鳥取県倉吉市駄経寺187 倉吉市立図書館2階)

主催・問合せ : 現時点プロジェクト
TEL 080-3890-0371(担当:野口)
genjiten2017@gmail.com

現時点プロジェクト
2017年1月にスタートした、生活習慣や生活用品、伝統行事や人々の記憶、自然環境などを映像と写真で記録保存し、アーカイブ資料を一般公開することをメインの事業とするプロジェクト。 私たちの活動を通して、平凡な日常の中にも、記録に残す価値のあるものが存在すると伝える。それは日々の暮らしや住んでいる町を、もう一度新鮮な目で再発見する機会につながります。その目を持った人が一人でも増えれば、町の文化は受け継がれていき、多様なものへと発展していく。そのための契機となることを期待し、活動をしています。

 

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!