「小鳥の家族」
鳥取の自然のなかで家族を撮るプロジェクト
2017年度も開催します！
鳥取県八頭町出身で横浜市在住の写真家、水本俊也さんが2013年から行っている写真プロジェクト「小鳥の家族」。鳥取の豊かな自然を舞台に、家族を被写体として撮影し、鳥取の伝統工芸である因州和紙にプリントし発表していくもので、今年5年目となります。当初は県内在住家族を対象とする内容でしたが、徐々に他府県からの参加者も増やし、さまざまな企画とのタイアップも実現。この夏も6月末から3カ月以上に渡り、鳥取砂丘・鹿野・佐治・湖山池など各地で実施され、期待が高まります。
水本俊也さんがこのプロジェクトを始めたのは2013年の9月。鳥の劇場主催の「鳥の演劇祭」のプログラムのひとつとして、鹿野町の自然豊かな地で鳥取に住む家族を対象に撮影し鳥の劇場内で発表しました。2014年からは舞台に鳥取砂丘も加え、さらに星空のもと一晩を砂丘で過ごすアクティビティと組み合わせることで、豊かな自然をより深く体感し、家族との時間を満喫できる企画として展開しています。
「小鳥の家族」を始める以前から、水本さんにとって鳥取砂丘は撮影で何度も訪れている場所。いつもその度に、朝夕の光や星空の壮大な美しさに心を奪われるといいます。「この景色の色、におい、風、そういったものを多くの人に体感してもらいたい」という強い思いがあるのです。
水本さんのそうした思いに共感し、毎年リピートして参加する家族もあり、2016年の募集時には、一晩限定10組×3回実施分が3日間で定員に達したとか。東京や滋賀、大阪など県外からの参加も増えています。
今年度は、国内有数の公開天文台を持つ複合施設「鳥取市さじアストロパーク」（鳥取市佐治町）や、湖山池南岸にある多目的空間「湖山池ベース」（鳥取市良田）、砂でつくった彫刻を展示する「鳥取砂丘 砂の美術館」（鳥取市福部町）、主に鳥取県内の子育て中の母親を対象としたワークショップやイベントを企画する「Tottori Mama’s」などとの共同企画も軒並み発表され、順調にプロジェクトの広がりを見せています。
八頭町出身で高校卒業まで鳥取に住んでいたという水本さん。現在は横浜在住で、海外も含めて各地の自然・風景・文化・人物を撮影してきたエキスパートです。
「「小鳥の家族」をはじめる以前は、鳥取はもっと浅いと思っていました。でも、山・森・川・海が人の生活のすごく近くにあり、その一つ一つがとても豊かで、出会う人も培われた文化も本当に魅力的で。再訪する度に自分の知らなかった世界がどんどん展開する鳥取は、深いなって思っています。中部や西部でも「小鳥の家族」をやりたいのですが、東部地域だけでもまだまだ見つけられそう。」と笑います。
今後は、秋や冬の開催、次年度以降は四季を通じた定期開催につなげていくつもりだとか。
「小鳥の家族」では、撮影した家族写真を鳥取県の特産である因州和紙へ焼き写し、県内外で発表していくこともこのプロジェクトの重要なポイント。2016年の展示からは伝統工芸士による因州手漉き和紙にプリントしています。鳥取の魅力が各地に伝わるようにと、写真というコンテンツをフル活用する「小鳥の家族」。
7月1日からはいよいよ8月以降のプロジェクトの募集が開始されます！ ぜひご家族で素敵な時間を。
小鳥の家族
http://kotorinokazoku.tottori.jp
2017年 小鳥の家族（夏季実施予定分）
6月30日（金）小鳥の家族ד夜の”砂の美術館 ＊宿泊なし
https://kotorinokazokusandmuseum.amebaownd.com
7月1日（土）小鳥の家族×湖山池ベース ＊宿泊なし
https://kotorinokazoku-koyamaike.amebaownd.com
7月15,16日（土,日）小鳥の家族×湖山池ベース ＊過去参加者対象
https://kotorinokazoku-koyamaike.amebaownd.com
7月16,17日（日,月）小鳥の家族×山王谷キャンプ場・さじアストロパーク ＊過去参加者対象
7月29,30日（土,日）小鳥の家族×鳥取砂丘こどもの国×Tottori Mama’s
https://kotorinokazoku-mamas.amebaownd.com/
8月5,6日（土,日）小鳥の家族×鳥取砂丘（第1回）
8月11,12日（金,土）小鳥の家族×鳥取砂丘（第２回）
8月12,13日（土,日）小鳥の家族×鳥取砂丘（第３回）
http://kotorinokazoku.tottori.jp
※8月のプログラムは7月1日より受付開始。募集組数は、各8組です。
