浜村温泉映画祭2026
新作短編映画『ふとん』を上映

鳥取市気高町の浜村温泉で、3月8日(日)、恒例の「浜村温泉映画祭2026」が開催されます。今回は小泉八雲の怪談「鳥取のふとん」に着想を得て制作した短編映画などが上映されます。


鳥取市気高町では、2014年から地域に根差した映画作りを行っていて、毎年1本ずつ新作を生み出しています。年度末には、その年に制作した映画のお披露目と、過去作品をいくつかピックアップして上映する映画祭も開催しています。

これまでは、民謡・貝がら節や日光池に伝わる龍神伝説、町内出身の小説家・田中古代子さんなど、地元の民話や人物をテーマに脚本を書き、現代フィクションの映画を撮ってきました。2025年度は、明治時代の文豪・小泉八雲の怪談「鳥取のふとん」をモチーフにした映画を制作しました。

小泉八雲と妻のセツは、1891年の新婚旅行で浜村温泉に宿泊しており、浜村の旅館で聞いた話を元に八雲が作ったのが「鳥取のふとんの話」だと言われています。八雲が浜村にもゆかりがあることを知った島根県松江市出身の女優・松島彩さんは、いつか八雲に関する映画を浜村で撮りたいと、長年アイデアをあたためてきました。今回、脚本とプロデュースを担当し、クラウドファンディングを行うなどして160人以上から200万円を超える資金を調達。2025年10月に、浜村温泉街や八雲が訪れたとされる浜村共同墓地などで3日間の撮影を行い、24分間の短編映画を制作しました。完成した映画のタイトルは『ふとん』。演劇好きの高校生が主人公で、未完成の怪談の演劇台本を手に入れたところからはじまる青春ミステリーとなっています。

映画祭の当日は、映画『ふとん』のお披露目に合わせて、松島彩さんによる朗読会とトークイベントも行われます。
松島さんは映画『ふとん』の脚本とプロデュースを担当している他、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」では出雲弁の方言指導も担当されています。また女優としても「ばけばけ」に出演されており、『ふとん』だけでなく「ばけばけ」に関する裏話などもお聞きできるかも。八雲ファンの松島さんと一緒に、八雲・セツ夫妻の魅力を掘り下げていきましょう。

その他、浜村での映画に何度もご出演いただいた俳優の栗塚旭さんと追悼して、『ようこそ浜村へ、と言いたくて…』(2023年度作品)、『幻影~浜村天使殺人事件~』(2022年度作品)も上映します。

10年以上継続してきた地域に根差した映画作り。今年も、心を込めて制作した映画をどうぞお楽しみください。




浜村温泉映画祭2026

日時|2026年3月8日(日)10:30-14:30

プログラム
10:00開場
10:30『ようこそ浜村へ、と言いたくて…』(2023年度作品)
11:20『ふとん』(2025年度作品)
12:00松島彩トークイベント&朗読会
12:50『ふとん』(2025年度作品)
13:30『幻影~浜村天使殺人事件~』(2022年度作品)
14:30終了

会場|貝殻節の里 旅風庵 2F大広間(鳥取市気高町浜村温泉)
※会場に駐車場はありません。ヤサホーパーク駐車場をご利用ください。

入場料|一般500円、中学生以下無料
※入退場自由

問合せyukemuri.cinema@gmail.com(浜村温泉湯けむり映画塾実行委員会事務局)

ライター

トット編集部

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