フィメール・ラップ SAN-IN 2025
5月22日(木)から活動スタート!

2023年度から2024年度に掛けてTPlat(前身・鳥取藝住実行委員会)が取り組んだ「労働」にまつわるヒアリングの活動がベースとなり、2025年度からは“女性による女性のための”ラップ・サークル「フィメール・ラップ SAN-IN」が本格始動します! 集まって胸の内をさらけ出し、バイブスを分かち合うのだ。


TPlatでは2023年度から2024年度にかけて、県内で芸術・文化を支える役割を担う方々に「労働」にまつわるヒアリングを行ってきました。図らずも調査対象者11名のうち9名は女性となり、女性たちにジェンダーバランスの歪みの負荷が重くのしかかっていることを、この度公開した「持続可能なアート活動のために -鳥取の個人的な芸術と労働についての話を収集する」2024年度 最終報告書で明らかにしました。

調査を経てあらためて確認したのは、これから私たちがやるべきなのは同意するための妥協点を探る以前に、「ノー」を伝える術や「ノー」を表現する態度を身につけることではないか?ということ。
その為のツールとしてラップが威力を発揮することは、トットローグvol.23とvol.25で実施した「持続可能なアートと暮らしのためのラップ 鳥取からフィメール・ラップについて考える」の盛り上がりのなかですでに確認済みです。

2025年度は5月22日(木)を皮切りに、原則として隔月第4木曜日の午後に活動日を設けます。初めて参加される方はフィメール・ラップの歴史の上に私たちの活動があることをまず共有しておきたく、12時からのレクチャーを受けてください。2024年度からの既修者は13時のサークル活動から参加可能です。
女性ならではの経験をそれぞれが言語化し、他者に伝えるプロセスを通じて自身と向き合い、互いにエンパワーメントする場の構築を目指します。


[ファシリテータ―]
岡田 有美子 / Yumiko Okada | キュレーター
Hip Hopが好き。パートナーの転職を機に縁もゆかりもなかった土地に引っ越してきたことで、家で1人で過ごす時間が増えた頃、家事をしながら聞いていたHip Hopが身に沁み入るようになる。さらにコロナ禍での妊娠、出産を経て、Hip Hopにのめり込む。ラップバトルの大会もよく見る。

水田 美世 / Miyo Mizuta | トット編集長
岡田有美子さんとの出会いによりラップの魅力に引き寄せられ、リリックを書きはじめる。2024年に「イトナミダイセン藝術祭」でラッパーMi-mi Blazeとしてデビュー。自作3曲目「家ではやらないんですけどね」を鋭意制作中。「山陰」と韻を踏む「Sunning(日向ぼっこ)」もどこかで使おうと考えている。


フィメール・ラップ SAN-IN 2025

日程|2025年5月22日(木)
   2025年7月17日(木)
   以後9月、11月、2026年1月、3月に開催予定
※原則として奇数月第4木曜日ですが、都合により変更します。日程は順次告知します。

時間|第一部 12:00-13:00 レクチャー ※初めての方は必ずご参加ください
   第二部 13:00-15:00 サークル ※レクチャーを受けた方対象

場所|ちいさいおうち(鳥取県米子市皆生温泉2-9-36)

参加費|第一部 2,500円 / 第二部 500円(第一部から続けて参加の方は無料)
※お茶・お菓子付き
※レクチャーは昼食をとりながらの参加も可能です

対象|女性限定

定員|各部6名程度

参加方法|以下の申込フォームからお申込ください。※申込締切は各回前日12:00まで
https://forms.gle/n9BwpoE33FfBYZvx5

問合せ| info@totto-ri.net / 090-2409-7984(水田)
主催|TPlat(ティープラット/一般社団法人鳥取クリエイティブプラットフォーム)
協力|子どもの人権広場

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!