北海道鳥取交流事業「鳥取から生まれた宮沢賢治の名曲たち」
2025/12/27(土)-28(日)

北海道と鳥取との交流事業として、宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』をテーマとした参加型の舞台が鳥取県西部のまち米子市と境港市で行われます。


北海道と山陰地方は、かつて北前船の航路上にある寄港地として深いつながりを持っていた地域。物の交易は次第に人と人との交流へと発展し、文化を運びながら各地に広がっていきました。その影響は今も地域文化の中に、形を変えて息づいています。しかし北前船の衰退や近代化の進行とともに、両地域のつながりを感じる機会は徐々に失われていきました。
本公演は、地理的に離れた北海道と鳥取に共通する文化の根を掘り起こし、新たな交流のきっかけを生み出すことを目的としているWiseFoolが、昨年に引き続き年末の鳥取を舞台に行うものです。

演目には、鳥取出身の岡野貞一が作曲した「ふるさと」「朧月夜」や、『銀河鉄道の夜』を生み出した宮沢賢治による「星めぐりの歌」「種山が原」などが予定されています。『銀河鉄道の夜』に登場する「カンパネルラ」のモデルとされるのは鳥取出身の俳人・河本緑石。物語の源流をたどり童謡の魅力を体験しながら、子どもから大人まで楽しめる参加型の舞台をお楽しみください。


北海道鳥取交流事業「鳥取から生まれた宮沢賢治の名曲たち」

開催日時・場所
2025年12月27日(土)13:30開場 14:00開演 
境港市民図書館(鳥取県境港市上道町3000 みなとテラス内)
2025年12月28日(日)15:40開場 16:00開演 
BOOK&CAFE SUGISHIMA 杉島書店(鳥取県米子市万能町167)
※公演終了後、アフタートークあり

入場料|観覧無料、28日のみ投げ銭を受け付けます
※予約不要、直接会場へお越しください

出演|柳生たみ(声楽)、高須賀千江子(ダンス)、日小田直美(ピアノ)

主催|WiseFool
共催|境港市民図書館
協力|accie

 

ライター

トット編集部

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