マネージメントの基礎を学び、現場を体験する
アートマネジメント講座2018 7月19日(木)開講
アートマネジメントを体系的に学べる連続講座がこの夏から開講します。地域資源を知り、それを上手に生かすことで地域の文化振興を図れる人材を育てていく試みです。
今回の連続講座は、座学となる〈講座編〉と、実際のアートプロジェクトに関わっていく〈実践編〉とで構成されます。
このうち〈講座編〉では、地域資源の顕在化をテーマに、地域との関係を意識した芸術のあり方を模索する各界・各分野の研究者・実践者を講師に招いていく予定。各地での取り組みの社会的・理論的背景や課題、展望などを各講師から教わる場となるそうです。
7月19日(木)に説明会+〈講座編〉第1回が実施され、その後10月から1月まで毎月1回、〈講座編〉が実施されます。
また〈実践編〉は7月22日スタートの「即興音楽とダンスのワークショップ」を皮切りに、「School in Progress(スクール・イン・プログレス) 2018」、「『死者の書 再読(仮)』公演制作」、「スペース・プラン記録展」、「オフシアターのための公演オペラ『ヘンゼルとグレーテル』」からなる5本のコースが、来年3月まで同時進行で実施されていきます。
担当の竹内潔さん(鳥取大学地域学部地域学科地域創造コース准教授/文化政策論・創造地域論)曰く、主催は鳥取大学地域学部芸術文化センターですが、学生だけでなくすでにアートマネジメントに携わっている方、行政・財団職員などにもぜひ参加してほしい、とのこと。お見逃しなく。
※〈実践編〉の現段階での詳細は鳥取大学芸術文化センター内のページをご確認ください。
アートマネジメント講座2018〈講座編〉
説明会+〈講座編〉第1回
日時:7月19日(木)19:00-(18:30開場)
スピーカー:西岡千秋、竹内潔、筒井宏樹、木野彩子(鳥取大学芸術文化センター)
場所:HOSPITAL ホスピテイル(鳥取市栄町403)
参加費:無料/申し込み不要
主催:鳥取大学地域学部芸術文化センター
第2回-第5回
時間:19:00-21:00
会場:鳥取大学コミュニティデザインラボ(CDL)(鳥取市湖山町南4-101鳥取大学広報センター内)
10月17日(水)大澤寅雄(㈱ニッセイ基礎研究所主任研究員)
文化政策・アートマネジメントの現状と課題
劇場コンサルタントやアートNPOの運営などの豊富な経験を基礎に政府(文化庁)などの調査研究に数多く携わり、現在も福岡県糸島市でアートの現場に身を置きながら文化政策の在り方を発信。その幅広い視野からアートマネジメントの現状と課題を語っていただきます。
11月14日(水)中本正樹(小美玉市企画財政部企画調整課シティプロモーション係 係長)
住民主役・行政支援のアートマネジメント
小美玉市四季文化館「みの~れ」で、開館準備段階から徹底した住民参画による事業企画運営を推進。町村合併後、旧隣町の文化ホール改革に着手し、14.7%の大ホール稼働率を70%台に改善。その実績をもとに、住民主役・行政支援の文化施設運営の意義についてお話しいただきます。
12月12日(水)徳田雄人((一社)認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ 共同代表理事)
社会を変える非営利活動のマネジメント
テレビ局ディレクターとしての経験をもとに、認知症をめぐる社会の課題を伝える側から自ら解決に向けてコミットする側に転身。医療福祉の専門職だけでなく地域の多様なセクターを巻き込みながら社会を変えていく、その思想や手法について伺います。
1月16日(水)大澤苑美(八戸市まちづくり文化スポーツ部まちづくり文化推進室主事兼学芸員)
地域でつくる・考えるアートマネジメント
現代アートやコンテンポラリーダンスの事業コーディネートの経験を携え、芸術文化によるまちづくりを始めようとしていた青森県八戸市へ2011年4月に移住。地域の資源や人を巻き込んで行うアートプロジェクトの実践を続ける意義と現場での苦労などを語っていただきます。
お問合せ
TEL 0857-31-5930(アートマネジメント講座事務局 小倉)
TEL 0857-31-5073(鳥取大学地域学部庶務係)
mailto:artma-info@ml.rs.tottori-u.ac.jp (小倉)
※講座受講希望者で7/19の事前説明会にお越しになれない場合は、 別途お問い合わせください。
http://tottori-artcenter.com/event/2018/0719/index.html