現在開催中の〈あいちトリエンナーレ2019 情の時代〉出品作家でもあるアートユニット、キュンチョメ。その2人が沖縄の基地を切り口として制作した映像作品『完璧なドーナツをつくる』を携えて鳥取へやってきます。会場は鳥取県浜村の喫茶ミラクル。

大学研究者と東京の谷根千(やねせん)地区(谷中・根津・千駄木)の人々、そして医療の専門家が協働し、人々が緩やかに繋がり健康(ウェルビーイング)を高めようと活動する「谷根千まちばの健康プロジェクト(以下、まちけん)」。この活動から生まれた映画の上映と、監督で家庭医の孫大輔さんを囲むクロストークが鳥取県大山町中山で開かれます。

演技経験のない4人の女性たちがロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞して話題になった映画『ハッピーアワー』。市民参加による「聞く」ことのワークショップを通じて制作されたこの映画は、総尺5時間17分の大作です。今月18日・25日の2日間、『ハッピーアワー』の上映会を鳥取市で開催。19日には、監督と出演者の皆さんに鳥取にお越し頂いてトークショーも行います。

岩手県・陸前高田市で種苗店を営む佐藤貞一さんを追ったドキュメンタリー映画『息の跡』。監督の小森はるかさんが鳥取大学地域学部で行われる一般公開授業に招かれる縁で、6月27日(水)から30日(土)までの毎日、鳥取市内で上映会や監督トークが開催されます。

鳥取県立博物館で、耳の聞こえない聾(ろう)者の音楽を視覚的に表現した映画『LISTENリッスン』が2週にわたって上映されます。初回は上映に合わせてダンサーによるワークショップ「もうひとつの、ダンスと音楽」も開催されました。

自分にとって大事な場所、しかしそこに自分はもういない、そんな矛盾――。鳥取出身、京都在住のnashinokiさんが1冊の本を通して故郷の鳥取を考える連載コラム。2回目は全国の民話を集めたシリーズから、『鳥取の民話 新版日本の民話61』です。