トットの美術館プロジェクト
「表現すること表現を味わうことを地続きに考える」
オンライントーク
2月6日(土)14:00-16:00 開催!

totto(トット)は、テーマ「つくる、みつける、くらす」の新たな発信として、子どもと大人がそれぞれの“アートの芽”を育てるプログラム「なんだこれ?!サークル」の日本で初めての継続的な実施に向けて動き始めました。一方、2025年春(2024年度)に新設される鳥取県立美術館では、アートを通した学びを推進する「ラーニングセンター」機能の設置が発表されています。
この2つの動きから、鳥取におけるこれからの表現と学びについて考えるトークを、オンラインで開催します。


「なんだこれ?!サークル」とは、元アーティストで編集者の岩淵拓郎さんと一般社団法人タチョナにより共同で開発されたプログラムです。2014年、2019年、2020年に大阪府立文化芸術創造センター enocoで実施されたほか、2017年と2019年には国際交流基金の助成を受けて海外(タイ)でも実施され高く評価されてきました。表現(創作)と批評(鑑賞)を絶えず往復しながら、既存の枠にとらわれない自由な表現(=なんだこれ?!)を参加者それぞれが作り上げる内容となっています。

いま大部分の子どもたちが接する学校の美術教育現場では、従来の表現に重点を置く考え方から、徐々に鑑賞にも力を入れていく動きが広まりつつあります。しかしカリキュラムとして、表現と鑑賞は個別に設定されることが多く、それぞれの活動が混じり合う機会はほとんどないのではないでしょうか。

優れた美術作品が生み出される過程には、歴史的に振り返っても、実はこの表現と鑑賞(批評)が、絶えず繰り返され何度もせめぎ合い呼応することで成立してきたと言っても過言ではありません。
2024年度に新設される鳥取県立美術館では、教育に注力する「ラーニングセンター」の設置も重要な観点として挙げられていますが、県内で動き出した「なんだこれ?!サークル」の活動は、表現や学びの可能性を一緒に考えるひとつの機会になるのではないかと感じています。

オンライン開催、参加無料です。今後を見据え、ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。


トットの美術館プロジェクト「表現すること表現を味わうことを地続きに考える」オンライントーク

日時|
2021年2月6日(土) 14:00-16:00

出演|
岩淵拓郎
(編集者/なんだこれ?!サークルぶちょう)
佐藤真菜・山本亮(学芸員/鳥取県立博物館美術振興課教育普及担当)

司会|
水田美世
(トット編集長/ちいさいおうち管理人)

対象|
子ども向けのアートプログラム作りに興味のある方、鳥取県立美術館に興味のある方、教育現場でお仕事をされている方など/30名程度

参加費|
無料

準備するもの|
パソコン、スマホ、タブレットなど ※インターネットに繋いでください。
ヘッドホン(イヤホン)やマイク ※手持ちがない場合は、できるだけ静かな環境で繋いでください。

繋ぐ場所|
Zoomというオンライン会議システムを使用します。
https://zoom.us/
※上記サイトからアプリをダウンロードしておいてください。使い方がわからない場合は、事前にレクチャーしますのでお伝えください。通話ルームのアドレスは、別途ご連絡します。

申込み|
参加ご希望の方は、下記問合せ先へ、①お名前、②ご住所(市町村まで)、③メールアドレス、④参加動機、をお知らせください。

主催・問合せ|
鳥取藝住実行委員会(totto編集部)
〒680-0822 鳥取県鳥取市今町2-201 RMS内
メール info@totto-ri.net
電話 090-2409-7984(担当:水田)

助成|
令和2年度「県民立美術館」の実現に向けた地域ネットワーク形成支援補助金

※なお、1月31日(日)-2月14日(日)は、このトークも含めて「なんだこれ?!サークル」のプロジェクト期間です。とっとり版・なんだこれ?!ハンドブックをつくるワークショップも米子市にある「ちいさいおうち」と共同で実施します。併せてご参加ください!


なんだこれ?!サークル
元アーティストで編集者の岩淵拓郎と一般社団法人タチョナが共同で開発した、子どものためのアートワークショッププログラム。表現と批評を往復しながら、アートという枠にすらとらわれない自由な表現(=なんだこれ?!)を参加者それぞれが作り上げます。また、パフォーミングアートをベースとしつつさまざまな表現に展開可能であること、アーティストでない人がファシリテーション(※)を行なうことができることなど、他に例を見ないユニークな特徴があります。2014年と2019年に大阪府立文化芸術創造センター enocoで実施されたほか、2017年と2019年には国際交流基金の助成を受けて海外(タイ)でも実施され高く評価されました。 https://mediapicnic.com/nandakore/
※ファシリテーション…人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくコトが運ぶよう舵取りすること。

岩淵拓郎(編集者/なんだこれ?!サークルぶちょう)
1973年兵庫県生まれ/在住。美術作家を経てフリーの編集者に。主にアート関連の書籍・冊子の編集、文化や地域に関するプロジェクトの企画・制作など。最近の編著に野村誠・鈴木潤著『音楽の根っこ』(日本センチュリー交響楽団)ほか。2014年に子どものためのアートワークショッププログラム「なんだこれ?!サークル」を発案し、国内外で実施。一般批評学会所属。好きな食べ物は餃子とお寿司。 https://mediapicnic.com/

トットの美術館プロジェクト
ウェブマガジンtotto(トット)が活動拠点とする鳥取県で、2024年度に県立美術館の開館が決まっています。トットがこれまで育んできた文化や芸術の分野で活動する人たちのネットワークを生かしながら、美術館づくりにどのようにコミットしていけるかを、実践しながら考えていくプロジェクトです。今年度よりアートワークショップ「なんだこれ?!サークル」の実施や、美術館とは何かを考えていくための取材記事などを投稿していきます。

ライター

トット編集部

当ウェブマガジン編集部。鳥取の今をアートやカルチャーの視点から切り取ってお届けします。不定期に集まり、運営方針や記事内容の検討などをする編集会議を開いています。随時メンバー募集中!