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2018.3.10

タクシー王子(?)の
とっとり裏道案内 #5  モダンアートを旅する展覧会が“けんぱく”で開催中

鳥取の中堅タクシー会社の若き御曹司・松浦秀一郎(通称、タクシー王子)が、ガイドマップに載っていないお薦めのお店、通り、おみやげ物、絶景スポット、旬な動きなどをご紹介。タクシーだからこそ知っているディープでオツな情報を、バックミラーごしにこっそりお教えします。


モダンアートの「?」が「おもしろい!」に変化

毎度ご乗車ありがとうございます。サービスタクシーの松浦です。

今回ご紹介するのは、”けんぱく”こと我らが鳥取県立博物館で現在開催中の展覧会〈モダンアート再訪〉。先日お邪魔してきましたが、藤田嗣治やダリからウォーホル、草間彌生など、20世紀以降の国内外の代表的な“アート”(といってよいのか疑問もありますが)作品が集結し、その流れが俯瞰できる、素晴らしい展覧会でした。

何が素晴らしいかというと、なんといってもすべての作品に解説がつけられていること。

展示風景(鳥取県立博物館)

丁寧な解説から作家の意図や社会的背景が分かる

“モダンアート”や“コンテンポラリーアート”と位置づけられている作品って、一見したところよくわからないものが多いですよね。観る人の想像力を掻き立てる作品はもちろんありますが、情報も知識もなしにいきなり見せられても、「?」と、途方に暮れてしまうことがしばしば。けっきょく敷居が上がっちゃって、結局興味がない人にとってはますます眠くなるだけなんですよね。

今回の展覧会では、
「なんでキャンバス切れちゃってるの?」
「この絵、どうして釘が使われてるの?」
「この白地に青いベタベタした絵は何?というか、絵なの??」
と、一見して不思議にみえる作品がずらりと並んでいました。

ところが、作品につけられた解説をみてゆくと、作家の意図や社会的な背景についての丁寧な説明が書かれていて、作品に対する印象は「?」から「おもしろい!」へ。新しい発見に沸く好奇心を感じながら、70点ほどの作品を巡ることができました。

美術鑑賞の醍醐味は作者の主観を読み取ることではなく、鑑賞者自身の“みる”快楽をそのまま愉しむことにあるとは思うのですが、ちゃんと情報を得ることで作品鑑賞に奥行きがでるのもまたしかり。もちろん、これまでいわゆる“アート”に触れる機会の少なかった人や敷居を高く感じていた人にとっても、アート観賞の入門編として興味深いものとなるでしょう。
おすすめです。

本日はご乗車ありがとうございました。


今回のお薦め裏道スポット

展覧会〈モダンアート再訪 ― ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展〉

会期 2018年2月3日(土)~3月18日(日) ※休館日:2月26日(月)
時間 9:00-17:00(入館は16:30まで)
会場 鳥取県立博物館 2階 第1・第2特別展示室

問い合わせ 鳥取県立博物館
〒680-0011鳥取市東町二丁目124
TEL.0857-26-8042
FAX.0857-26-8041
http://www.pref.tottori.lg.jp/museum/

ライター
松浦秀一郎

松浦秀一郎

鳥取市出身。約2年前に東京からUターンし、実家のタクシー会社に就職。地域に貢献する公共交通であるという強みをいかして、鳥取をよりおもしろくするキッカケとなるべく、日々活動している。“何もない = 何かがある”地元の暮らしを楽しむため、プライベートでもまちの動きにアンテナを張り、地元の隠れた魅力を見つけることが喜び。

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